New Autopilot features are demonstrated in a Tesla Model S during a Tesla event in Palo Alto, California October 14, 2015. REUTERS/Beck Diefenbach
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が、Autopilot Buddyと呼ばれる器具の販売を停止するよう、メーカーに通達を出しました。テスラ車の半自動運転機能Autopilotを使用中は、一定時間ドライバーがハンドルを握らなければ警告が発せられますが、この器具を使えば、このハンドル警告の発生をなくすことができるようになっています。

Autopilotのハンドル警告はドライバーがハンドルの正しい位置を握り、それなりの圧力がかかっていれば発生しません。このAutopilot Buddyは、ステアリングスポークの位置を前後で挟み込むように装着することで、手で握っているようにセンサーに"勘違い"させます。

当然ながら、この器具を使えば、ドライバーが運転に気を払わなくなり、完全自動運転ではないAutopilotに命を預けるという無謀な行為になりえます。もちろんこれは安全性を低下させていることになるため、NHTSAにとっては大きな懸念だと言えるでしょう。

この器具を販売しているウェブサイトでは、そのデバイスが米国外、公道以外でのみ使用可能だとする免責事項を記しています。しかし購入者のほとんどが、それを米国内の公共道路で使用していると考えられます。

NHTSAは、Autopilot Buddyの使用条件がいかなるものであれ、6月29日までに米国内でのあらゆる販売や宣伝活動が停止したことを確認するよう、メーカーに要求しています。

改めて紹介するまでもなく、Autopilot使用中の事故は何度も発生しており、その多くはドライバーがハンドルを握っていないときに起こっています。テスラはあまりにハンドルを握らないドライバーへの対策のため、ハンドル警告の発報間隔をこれまでより短くすると語っています。


Source: NHTSA

By Munenori Taniguchi

※こちらの記事は『Engadget 日本版』より許可を得て掲載しました。