ポルシェが電動ハイパーカーのリマックに出資。「開発パートナーシップ結び緊密な協力関係にしていく」
ポルシェが、クロアチアの電動ハイパーカーメーカーRimacへの出資を発表しました。ポルシェはRimacの株式を10%を取得しています。

Rimacといえば、元「Top Gear」、現「The Grand Tour」のリチャード・ハモンドが大事故を起こして黒焦げにしたConcept_Oneのメーカー。現在は新たな電動ハイパーカーConcept Twoの開発を進めるだけでなく、高性能EV用バッテリーや電動パワートレインを自社開発し、販売する高い技術力を持っています。一方のポルシェは現在、初のEVとなるスポーツカーMission E改めTaycanを開発中。ポルシェの出世頭でCEOの座も近いと言われる財務・IT担当取締役のルッツ・メシュケ氏はRimacへの出資に際し、「開発パートナーシップを結び、それをより緊密な協力関係にしていくことを望む」と述べています。


高級スポーツカーメーカーとして長い歴史を持つポルシェではあるものの、モーターと水平対向エンジンではやはり勝手が違うはずです。そのノウハウをイチからすべて学ぶよりは、Rimacのような経験と技術のあるパートナーを迎え入れるほうがより早く高度に開発が進むのは間違いありません。またRimacとしてもポルシェとの協力はEVコンポーネントメーカーとしての実績になり、さらなるビジネス拡大の大きなチャンスになるはずです。

Rimacのメイト・リマックCEOは「このパートナーシップが自動車の電化、コネクティビティ、高度運転支援システムといった急進的な分野でわれわれがシステムおよびコンポーネントサプライヤーになるための重要なステップになる」とコメントしました。

実際のところ、ポルシェの収益はその7割をSUVが担っています。しかし、ポルシェはスポーツカーメーカーとしての自負もあり、たとえSUVであってもそこにスポーツカーのDNAが必要だと理解しています。ポルシェはすでにSUV(CUV)型のEV開発も発表しているものの、それを売るためにはまず、"ポルシェ初の電動スポーツカー"たる、Mission E/Taycanに高い完成度が求められます。


By Munenori Taniguchi

※こちらの記事は『Engadget 日本版』より許可を得て掲載しました。


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