米国インディアナ州の学校で起きた銃乱射を命懸けで止めた教師に、地元の自動車ディーラーが新車をプレゼント!
今年5月に米国インディアナ州の中学校で銃乱射事件が起きた際、1年生に科学を教える教師のジェイソン・シーマン氏は、3発の銃弾を受けながら、状況の悪化を回避すべく努めた功績を讃えられた。そして地元ディーラーの厚意により、2018年型ヒュンダイ「エラントラ」の新車がプレゼントされた。

シーマン氏にクルマをプレゼントしたエド・ナプルトン・オートモーティブ・グループは、この銃乱射事件で7発の銃弾を受けた13歳の少女にも金銭を寄付している。同グループによると、インディアナポリス周辺の地域にある4つのディーラーで、戦没者追悼記念日から父の日までの間、クルマが売れたら1台につき25ドルを当該の少女エラ・ホイッスラーさんの医療費として寄付していたという。

同ディーラー・グループ中西部営業所のブライアン・ナプルトン取締役は、「ジェイソンに関する記事をたくさん読みました。彼は、自分は当たり前の行動を取っただけで英雄的だとは思わなかったと言っていました」とテレビ局『Fox 59』の取材で語っている。そして「彼のような考え方ができる人こそヒーローだと思います」と続けた。

銃乱射事件は今年5月25日にインディアナ州ノーブルズビルの中学校で起きた。1人の生徒が教室を出た後、2丁の拳銃を手に戻ってきて発砲したのだ。教室にいた生徒によると、29歳のシーマン氏はその男子生徒にタックルして取り押さえ、生徒たちに警察に電話するよう叫んだという。

ホイッスラーさんは現在も病院にいるが、容体は安定している。ただし回復には時間がかかるようだ。シーマン氏は腹部、臀部、前腕を撃たれて手術を受けたが、翌日には退院している。

シーマン氏は先日、銃撃犯の公聴会に出席するため法廷に足を運んだ。犯人は彼の教え子の1人で、未成年であることから名前は伏せられたままだ。13歳の彼は11の罪に問われている。

「皆さんからありがとうと言われ、良くしてもらっています」と、シーマン氏は地元の新聞紙『インディアナポリス・スター』に語っている。「注目されるのは苦手です。今の状況に戸惑っています。私はその辺にいても誰も気づかない人間でいたいのです。ただ、周りの人が良くしてくれることには、ありがたく思っています」。

事件以来、シーマン氏は毎週ホイッスラーさんのお見舞いに行っている。また、彼女の治療を支援するために、複数の団体が資金集めのイベントを企画している。




By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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