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アストンマーティンは、現在ル・マン24時間レースが行われているフランスのサルト・サーキットで、新型「ヴァンテージ GT3」を発表した。このレースカーは「V12 ヴァンテージ GT3」の後継モデルで、2019年3月1日からのレース参戦を目指して型式認証を取得する予定だという。また、アストンマーティンは同車と合わせて新型「ヴァンテージ GT4」も同時公開した。

ヴァンテージ GT3とヴァンテージ GT4は、どちらもロードカーの新型「ヴァンテージ」をベースに開発されている。ロードカーと基本を同じくする軽量アルミニウム製シャシーを採用したGT3の乾燥重量は1,245kgと、公道仕様車より300kg近く軽量化された。AMG製4.0リッターV型8気筒ターボ・エンジンもロードカーから流用するが、アストンマーティン・レーシングは最高出力を503hpから535hpへ、最大トルクも685Nmから700Nmにチューンアップした。さらにスチール・ロールケージ、Xtrac社製6速シーケンシャル・ギアボックス、アルコン・モータースポーツ製マルチプレート・クラッチ、オーリンズ製4段階調整式ダンパー、アルコン製ブレーキ、ボッシュ製モータースポーツABSを追加。土曜日に行われたアストンマーティンのエキシビション・レースでは、ファクトリー・ドライバーのロス・ガン選手がステアリングを握って早速実戦デビューを果たし、旧型マシンやサーキット専用車「ヴァルカン」を抑えてトップでチェッカー・フラッグを受けた。

アストンマーティンは遡ること7年前に先代のV12 ヴァンテージ GT3を発表。同車はアストンマーティンにとって最も成功を収めたカスタマー・レースカーであり、最近ではブランパンGTシリーズや英国GT選手権で勝利している。

2018 World Endurance Championship. Le Mans, France  11th - 17th June 2018 Photo: Nick Dungan / Drew Gibson photography
GT3より下位のカテゴリーにアストンマーティンで参戦したい人に向けて販売されるヴァンテージ GT4も、サルト・サーキットで展示された。こちらもGT3と同様に2019年3月1日からレースに出場するための型式認証取得に向け、2018年内は開発が続けられるという。

現在も行われているル・マン24時間レースでは、これらのGT3やGT4より一足先に、同じ新型ヴァンテージをベースにした2台の「ヴァンテージ GTE」がLMP GTE Proクラスで戦っている。全く新しいマシンの1年目ということで熟成不足は否めないが、セージ・グリーンでもガルフ・カラーでもなく蛍光色のライムで塗られたマシンは目を引く。GT3&GT4と同じく、これからの活躍に期待しよう。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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