新型テスラ「ロードスター」は人間の運転能力を拡張する?  マスク氏が謎のモード搭載と語る
テスラを率いるイーロン・マスク(Elon Musk)氏は、電気自動車「新型ロードスター」に「Augmented Mode」と呼ばれる特殊なモードが搭載されるとツイートしています。「増強モード」とも呼べそうなこの機能は、マスク氏によれば人間の運転能力を拡張するという、なんだかSF映画感を持った機能になるそうです。

昨年11月に披露された新型ロードスターですが、その特徴は圧倒的なパワー。4WD駆動方式を採用し、0-60mph(約96.6km/h)加速は1.9秒というF1レーシングカーや大型バイクと同等の加速を実現。さらに航続距離も最大620マイル(約1000km)と非常に長く、まさに自動車の歴史を変えるようなモデルとなる予定です。

しかしこれだけの大パワーをプロレーサーでもない一般人が使いこなせるかどうか、かなり不安なのも事実。しかしマスク氏は増強モードを使えば、「クルマではあるが、まるで飛行するメタルスーツのよう」な体験ができるとしています。

これが発進時や滑りやすい路面で威力を発揮するトラクションコントロールなのか、あるいはコーナリング性能を向上させるトルクベクタリングのような機能を意味するのかは、興味が尽きません。

また気になることに、同じく電気自動車「I-PACE SUV」を開発しているジャガーは「ロードスターと同等以上のパフォーマンスは実現可能だが、それは懸念材料でもある」とインタビューにて語っています。

同社によれば、「0-60mph(約96.6km/h)加速が1.8秒の車両はいいニュースになるだろうが、ドライバーはそれを1度か2度試せばもう嫌になるだろう」と語っているのです。いよいよ電気自動車は、一般ドライバーの許容範囲を超えるようなパフォーマンスを手に入れようとしているのかもしれません。

一方マスク氏は、新型ロードスターに10基の小型ロケットエンジンを搭載した「スペースX」オプションパッケージの存在も明かしています。こちらに関しては到底実現可能とは考えづらいプランですが、はたしてどれだけのパフォーマンスが実現できるのかをひと目見てみたい気もします。


Via: electrek
Source: Elon Musk(Twitter)

By 塚本直樹(Naoki Tsukamoto), @tsukamoto_naoki

※こちらの記事は『Engadget 日本版』から許可を得て掲載したものです。