ボルボ、2025年までに全販売台数の3分の1を自動運転車にする計画を発表
ボルボは先週、野心的な経営計画を発表した。販売する全車両の3分の1を自動運転車にして、さらに全販売台数の半分をサブスクリプション・サービス「ケア・バイ・ボルボ」(Care by Volvo)を通じて利用できるようにするというもので、500万人の顧客と直接的なつながりを作るという。全て2020年代の半ばまでに実行する予定だ。

この経営目標は、ボルボが今年の春に発表した、2025年までに販売する全車両の半分を完全な電気自動車(EV)にするという目標に追加される。ボルボは、率先してこのアグレッシブな戦略を取ることが、顧客とのつながりを変え、顧客に提供する新たなコネクテッド・サービスを開発するために役立ち、そして他のラグジュアリーな自動車メーカーと同等の"上等なレベルの収益源"を生み出すことにつながると語っている。

ボルボのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは発表において、「これらの取り組みにより、ボルボは純粋な自動車会社から直接的な消費者サービス・プロバイダーに変身することができるでしょう」と語った。

昨年、ボルボは2019年以降に発売する全モデルをハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド、完全EVのいずれかにするという電動化に向けた計画を発表した。同社はまだ完全EVは発売していないが、「XC90」「S90」「XC60」そして発売間近の「V60」にプラグイン・ハイブリッドを設定している。今後はボルボから高性能EVブランドとして独立したポールスターや、ボルボが30%の株を所有する中国の自動車メーカー、Lynk & Coと開発コストをシェアし、スケールメリットを得ることが可能になると予想しているという。

今回の発表で、ボルボは「より多品種のクルマ」を開発し、自動運転車のカーシェアリング会社に販売する計画を明らかにした。同社は既にUberと提携し、自動運転技術を装備したXC90を提供している。Uberは米国ペンシルべニア州ピッツバーグと、今年3月に1台のテスト車が自転車を押しながら道路を渡っていた歩行者の死亡事故を引き起こしたアリゾナ州のテンピで、ボルボのプロトタイプをテストしている。Waymo(ウェイモ)へ「パシフィカ・ハイブリッド」を提供することで合意したクライスラーなど、他の自動車メーカーも自動運転車のカーシェアリング車両を提供するため、テクノロジー会社と提携している。

ボルボは2017年に57万1,000台以上の車両を販売し、4年連続の成長となる記録的な利益と売り上げを達成したと発表。米国では今年5月までに3万7,754台を販売し、昨年同期比40.9%アップを果たしている。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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