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メルセデス・ベンツ日本は6月6日、大幅に改良を受け最新技術を導入した新型「Gクラス」を発表した。

同社代表取締役社長兼CEO 上野金太郎氏は「Gクラスは、1979年の販売開始以来、お客様にご好評いただいている特徴的なスクエアなスタイリングと高いオフロード性能。それを維持し続けたまま時代の要求に合わせて、絶え間ない改良を施しながら、全世界で述べ30万台以上を販売することが出来ました。元々は、国境警備などに使用される"ゲレンデワーゲン"を乗用車に改良したというルーツを持ち、1984年にはローマ法王専用車に採用され、また2014年には6輪車の『G63 AMG 6X6』が販売されるなど、大変ユニークな歴史を持っております。またメルセデス・ベンツの全てのSUVモデルの頭文字に"G"というアルファベットが使用されています」と、Gクラスの歴史を紹介した。


新型「Gクラス」の車両紹介は、Gクラス商品企画責任者 ミヒャエル・ベルンハルト氏によって行われた。「角ばったデザイン、外付けのターンシグナル、個性的なドアハンドルも同じで変わっていません。"G"の冠をつけるならば"G"でなくてはなりません。このGクラスは、祖先たちの強力な遺伝子を受け継いでいるわけです。内装の面では、快適性とか高級性が画期的に改善されました。そこに加えてオンロードでもより素晴らしい乗り心地、そしてもちろんオフロードでの走行能力も改善されました」と、より高いパフォーマンス持って生まれ変わった車両の詳細を解説した。


Gクラスの誕生から継承されているオフロード走行に適したラダーフレームは新設計され、「ロ」の字型にした鋼材から製作された最大3.4mm厚のスチール鋼板を、MAG溶接技術で組み立てることで、悪路走行時における強度、剛性、安全性が高められている。さらに高張力/超高張力スチールおよびアルミニウムによる新しい材料構成によって、ボディパーツ別に最適な素材を採用し、約170kgの軽量化を実現した。サスペンションはGクラス開発チームとメルセデスAMG社が協業して製作。フロントにダブルウィッシュボーン独立懸架サスペンション、リアにリジッドアクスルを組み合わせている。フロントのディファレンシャルギアに対して270mmの地上高が確保され、オフロード性能の向上にも貢献している。具体的な数値と従来モデルとの比較は以下の通り。

登坂能力:適切な路面で最大100%
前後アクスル間最低地上高:24.1cm(従来比+6mm)
最大渡河水深:水中・泥中走行時70cm(従来比+10cm以上)
安定傾斜角度:35°(従来比+7°)
デパーチャーアングル:30°(従来比+1°)
アプローチアングル:31°(従来比+1°)
ランプブレークオーバーアングル:26°(従来比+1°)


9G-TRONICトランスミッションは、トルクコンバーターハウジングをアルミニウム製、ギアハウジングをマグネシウム製とし、従来の7G-TRONICと比較して1kg軽量化。従来ボール&ナット形式を採用していたステアリングは、電動機械式ラック&ピニオン式のステアリングへ変更、ドライビングフィーリングを大幅に向上させている。また、ドライブモードの選択も可能で、「コンフォート」、「スポーツ」、「オフロード」という3セットのステアリング特性を切り替えることができ、オンロードでは快適もしくはスポーティな操舵感を確保、未舗装の不整路では正確なフィードバックが得られるようになった。電動機械式への切り替えで、パーキングアシストやアクティブレーンキーピングアシストなどの運転支援システムが搭載可能となり、利便性も向上している。


エクステリアは、プロテクションモール、テールゲート外側のスペアタイヤ、外部に設けられたドアヒンジとボディ面に載せるスタイルのボンネット、突出したウィンカーなどをスクエアなフォルムに搭載し、これまで同様Gクラス独自のデザインを踏襲。リアウィンドウを除いたフラットなフロント/サイド/リアウィンドウは、微細な曲面が描かれていて、エアロダイナミクスも向上している。一方、今回の改良により、フロントラジエターグリル、フロントバンパー、丸形のLEDヘッドライト/LEDリアコンビネーションランプには新デザインを採用し、Gクラスの個性を色濃く残しながら最新のメルセデス・デザインへと生まれ変わった。


インテリアは、伝統と最新のメルセデスのデザインを融合し、アイコニックなエクステリアパーツをモチーフに、左右のエアアウトレットは特徴的な円形ヘッドライトの形状から、スピーカーはウィンカーをイメージしているなど、インテリアにも個性が強調されている。厳選されたレザーや上質なウッドトリム、随所にシルバー加飾などが採用され、ラグジュアリーな空間を演出。新デザインのインストゥルメントパネルには、12.3インチの高精細ワイドディスプレイ画面を1枚のガラスカバーの下で視覚的に融合したワイドスクリーンコクピットを採用。コントローラーを備えたタッチパッド(センターコンソール上)は、触覚的な反応と車載スピーカーからの音によるフィードバックで、前方の路面から目を離すことなく操作を可能としている。


新型Gクラスのボディサイズとパワーユニットは、「G 550」が全長4817mm × 全幅1931mm × 全高1969mm、ホイールベース2890mm。4.0リッターV型8気筒DOHC直噴ツインターボ付きエンジン[M176型:最高出力310kW(422ps)/5250〜5500rpm、最大トルク610Nm/2000-4750rpm]を搭載。「メルセデスAMG G 63」が全長4873mm × 全幅1984mm × 全高1966mm、ホイールベース2890mm。4.0リッターV型8気筒DOHC直噴ツインターボ付きエンジン[M177型:最高出力430kW(585ps)/6000rpm、最大トルク850Nm/2500-3500rpm]を搭載。


価格は、G 550が1,562万円、メルセデスAMG G 63が2,035万円。

■関連サイト
メルセデス・ベンツ日本 公式サイト
https://www.mercedes-benz.co.jp

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