SUVドライバー、クルマからの出火に気づかず走行! 並走するドライバーの警告で九死に一生
NBCの報道番組『NBC Nightly News』が先日、米国フロリダ州オーランドの州間高速道路4号線を高速で走行中の2012年型 起亜「ソレント」から出火する映像を報道した。すぐ横を走行していたメレディス・オリンジャーさんは、その様子を撮影しながら、ソレントのドライバーに停止するよう警告。ソレントのドライバーは危機一髪のところでクルマを止め脱出した。その数秒後、起亜のSUVは火ダルマとなった。

ソレントを運転していたスーザン・キングさんは、次のように語っている。「クルマから降りた途端にクルマが炎に包まれました。オリンジャーさんは命の恩人で、とても感謝しています。あの日の彼女は私にとって神の使いでした。現実とは思えない体験でした」。

NBCはこの映像を利用して深刻な問題を提起している。実はこの燃えたソレントのオーナーはキングさんではなく、友人のタイラ・ケネディさんだった。そして、同車は走行中にエンジンが停止するおそれがあるという不具合でリコールの対象となっていた2012~2014年モデルだったのだが、ケネディさんはリコールの通知を受け取っていないという。それは、彼女が同車の最初のオーナーではなかったからだ。米国では既に手放したクルマのリコール通知を受け取ることがよくある。一般的にリコール通知はそのクルマを新車で購入した最初のオーナーのもとに送付され、次のオーナーはリコールについて知る由もないのだ。

ちなみに日本では、自動車メーカーからリコールが届けられると、国土交通省が車検証に記載された住所に通知を行う。中古車で購入しても名義変更して車検証に自分の名前と住所が記されていれば、ソレントのオーナーのように「知らなかった」ということにはならないはずだ。

とはいえ、中古で購入したクルマがそれ以前にリコールの対象となっていた場合、前のオーナーが通知を受け取っていながらディーラーに持ち込んで改修を受ける前に、手放してしまったという可能性もある。あるいは通知を受け取っていても覚えていない、忘れてしまっていたなんてこともあるかもしれない。実家に住む家族名義のクルマを、一時的に実家から離れた地域で使用している人だっているだろう。念のために一度、国土交通省のサイトで確認してみてはいかがだろう? 

​​​​​​国土交通省 公式サイト:自動車の不具合・リコール情報のページ
http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/index.html

翻訳:日本映像翻訳アカデミー
追記:Autoblog Japan 編集部

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