A man cleans a Tesla Model 3 car during a media preview at the Auto China 2018 motor show in Beijing, China April 25, 2018. REUTERS/Jason Lee
ここしばらく、テスラからは幹部クラスの人材流出が相次いでいました。たとえば半自動運転機能Autopilotの開発リーダーだったジム・ケラー氏はインテルへ、安全規制当局との窓口になっていたマシュー・シュウォール氏はWaymoへと職場を変えています。

しかし、流出する人材を指を咥えてみていては、製品開発や販売は進みません。テスラはいくつかの部門において、やはり他社からの人材を迎え入れていることを明らかにしました。

まず、Autopilotなど高度な機能に欠かせなくなりつつある機械学習に詳しい人材として、Snap(Snapchatで知られる)からスチュアート・バウアーズ氏をハードとソフト両方を見渡す"VP of Engineering"として迎え入れました。

また技術オペレーションリーダーとしてアップルに勤めていたNeeraj Manrao氏がテスラ・エナジーのエネルギー生産責任者、アマゾンの物流部門子会社Amazon Logisticsからはマーク・マスタンドレア氏が、テスラの車両運送部門担当として加入しています。さらにはウォルマートなどからも責任者クラスを迎えました。

テスラはかつて自動運転EV開発のために人材を確保しようとするアップルとの間で技術者の引き抜き合いを演じ、マスクCEOは公然とアップルを批判したりもしていました。

しかし今回の補強はどこか他の会社からの引き抜き工作に対抗してやっているわけではなく、単純に人材が不足したところへ補うためのように見えます。そして、生産現場の労働環境に関してはあれこれ言われている現状でも、テスラは依然として才能ある人を引きつける魅力にあふれる企業であることに変わりはなさそうです。


By Munenori Taniguchi

※この記事は『Engadget日本版』から許可を得て転載しました。