マセラティが5カ年計画を発表 新型電動スポーツカー「アルフィエーリ」は0-100km/h加速2秒以下!
6月1日に行われたFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の投資家向け会合で、マセラティも5カ年計画を発表した。それによると、計画が遅れに遅れている同社のフラッグシップ・スポーツカー「アルフィエーリ」は、プラグイン・ハイブリッドと完全電気自動車の両方が登場するようだ。さらに2022年までに「クアトロポルテ」と「レヴァンテ」のフルモデルチェンジと、全く新しいミッド・サイズSUVの発表を予定しており、これらも含め全モデルを電動化すると宣言した。

マセラティ・ブランドの責任者を務めるティム・クニスキス氏は、イタリアで行われたプレゼンテーションで、ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド、そしてバッテリー駆動の電気自動車まで、あらゆるコンフィギュレーションにおいて、将来的にフェラーリが全てのパワートレインを提供する予定だと語った。

アルフィエーリにはクーペ だけでなくオープントップの「カブリオ」も登場する予定で、これらが現在の「グランツーリスモ」と「グランカブリオ」の実質的な後継となる。

アルフィエーリというネーミングに聞き覚えがあるとすれば、それは当然だろう。同車は遡ること2014年ジュネーブ・モーターショーで2+2シーターのスポーツクーペ・コンセプトとしてデビューした。その時には、ターボチャージドV型6気筒と8気筒エンジンを採用し、駆動方式は後輪駆動のみということだった。しかし、市販化が実現するまでに何度も延期され、パワートレインのコンセプトも変更になった。

アルフィエーリとアルフィエーリ カブリオは、電気自動車もプラグイン・ハイブリッドも、車両重量の増加を最小限に抑えるために新開発のアルミニウム製モジュラー・スペースフレームを採用し(クニスキス氏は従来のガソリン・エンジン車と比べて175kgしか重量が増加しないと主張する)、電気モーターによるフル・アクティブ・トルクベクタリング機能付きの4輪駆動で0-100km/hを2秒以下で加速、最高速度は300km/hを超えるという。さらにアクティブ・エアロダイナミクスも装備する。


2つのアルフィエーリに加え、マセラティでは次期型クアトロポルテとレヴァンテにも完全電気自動車バージョンを設定し、これら4車種を「マセラティ・ブルー」というネーミングのもとに市場で展開するという。マセラティ・ブルーの全モデルは、軽量プラットフォームに800ボルトのバッテリー技術と3基の電気モーターによる4輪駆動とトルクベクタリング機能を備え、長い航続距離と短い充電時間、そして「50%以上増のパワー」を実現するとしている。

完全な新型車となるミッドサイズのSUVについては、まだ車名が発表されていない。現時点で明らかになっているのは、クラス最軽量のプラットフォームによるクラス最高のパワー・ウェイト・レシオと50対50の前後重量バランスを実現し、優れた乗り心地とハンドリングを備えるプラグイン・ハイブリッドになるということだ。2022年にはマセラティが販売する全車輌の26%を占める最多モデルになる見込みだという。

ラグジュアリー・セダンのクアトロポルテとSUVのレヴァンテも、次期型では新たな軽量モジュラー・プラットフォームと「ダイナミックQ4」と呼ばれる4輪駆動を採用し、完全電気自動車とプラグイン・ハイブリッドを含む3種類のパワーユニットが用意される予定だ。当初はレベル2の自動運転機能を搭載するが、2021年末または2022年初めにはレベル3にアップグレードするという。

マセラティの売り上げは2011年以降、その核となる欧州市場以外で80%以上増加し、全世界では700%アップしている。2022年までに年間販売台数を2017年の5万台から10万台に倍増させることが目標だ。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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