テスラ「モデル3」、米国外への出荷拡大は2019年に延期。国内のEV向け税控除最大化見据え
[Engadget US版より(原文へ)]

テスラは普及型のEV「Model 3」のアメリカ国外への出荷をようやく開始しましたが、それでもまだ国際展開を本格化する準備が整ったわけではありません。

イーロン・マスク(Elon Musk)氏が明かしたところによれば、左ハンドル仕様のModel 3のアジアやヨーロッパ地域での納車は2019年前半に開始されます。これは昨年7月に量産が開始された時に掲げた、2018年後半という目標から数か月遅れるということ。もしあなたがイギリスや日本のように右ハンドル車が一般的な(左側通行の)地域に住んでいれば、さらに待たされて「おそらく2019年中旬」に納車されるだろうとマスク氏はツイートしています

こうなるのはある程度予想されていたことです。というのも、テスラは生産上の問題克服に手間取り、2017年末までの達成を目指していた5000台/週という生産ペースがようやく見えてきたところ。おそらく、テスラは米国外への出荷を本格化する前に国内のバックオーダー消化に注力すると見込まれます。

Electrekは、テスラは米国がEV向けに実施する1台あたり7500ドルの税控除を受けるため、その上限となる20万台を目指して年内の出荷を調整するだろうと示唆しています。要するに、2018年第2四半期(4月〜6月)の生産は国外よりも国内に集中するだろうということです。

結論としては、国外への大規模なModel 3の出荷が始まるころには、テスラは3万5000ドルの標準モデルからパフォーマンスモデルまでを、迅速に出荷できる生産能力を備えているはずです。これまでに出荷されたModel 3は実質的に標準仕様だけでした。しかしそれ以外の仕様を待つ予約者は、他より長く待たされたり、好みに合わない仕様の車に乗りたいわけではありません。
この記事は『Engadget 日本版』編集部が日本向けに翻訳・編集したものを許可を得て転載しました。
原文著者:Jon Fingas