中国の自動車メーカーが、ランボルギーニ「ウルス」によく似た新型SUVを発表! 価格は本物の10分の1だけれど...
ランボルギー二「ウルス」の素晴らしい尖ったルックスは大好きだが、2,574万円という価格には資金が大幅に足りないという人に朗報だ。中国の自動車メーカーから、その約10分の1ほどの金額で買える、よく似たクルマが発売されるのだ。

中国の自動車情報サイト『CarNewsChina.com』によると、その問題となっているクルマは、同国の大手自動車メーカーである北京自動車工業会(BAIC)傘下のブランドの1つ、Huansuによるものだという。漢字表記は「幻速」、英語では「Magic Speed(魔法の速さ)」と訳される。このモデルの名前は「C60」と伝えられているが、同車の後部には「Hyosow」という文字のバッジも装着されている。

前から見るとそのデザインはまさに、いや少なくとも9割方はウルスとそっくりだ。フロント・グリルの形状はウルスとほぼ同じだが、C60は両サイドに4つのLEDフォグライトを装備している。ランボルギーニのトレードマークでもあるグリル内部の八角形は、単純な横長の細い板に置き換えたようだ。一番違いが感じられるのは、ウルスよりもずっとシンプルなヘッドライトだろう。


車体側面へと目を向けると、ウルスとの類似は次第に薄れていく。ランボルギーニの三角形のフェンダー・ベントは、シャベルのような形状に変えられており、フェンダーアーチも単なる半円形だ。また、この中国製の"ドッペルゲンガー"は、イタリア製の本物に見られるシャープなキャラクターラインがほとんどなく、後方に向けて絞られていくクーペ風のルーフラインもまったく再現できていない。テールライトはY字に光るエレメントを頑張って真似ているが、ウルスのそれはもっと細くて長い。その間をつなぐダックテール状のスポイラーも、下に備わるディフューザーも、言い訳程度にとりあえず付けたような、まったく締まりのない形状だ。つまり、一見どんなにウルスと似ているように思えても、やっぱりこのクルマは明らかな偽物ということが分かってくる。

"幻のように速い"という車名にも関わらず、そのエンジンは最高出力195hpの2.0リッター直列4気筒ターボらしいので、ランボルギーニ並みの動力性能はまったく期待できない。唯一ウルスより優れている点は、3列シートの7人乗りも選べるということくらいか。そしてもちろん、こちらの方がはるかに安い。Huansu C60の価格10万〜15万元(170万〜256万円)ほどになるという。

このクルマは確かに恥知らずな偽物だが、どう考えてもこれがランボルギーニの売り上げに打撃を与えることはないだろう。トヨタ「カローラ」が買えるだけのお金を持った人が、すぐにランボルギーニのクルマを買えるようにはならないからだ。C60は6月6日に開幕する重慶モーターショーで正式発表される予定だ。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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