【ビデオ】左右の高さや角度が変わる! Zenvo「TSR-S」が装備する「セントリペタル・ウィング」に注目
デンマークのZenvo オートモーティブ社は現在、3つのモデルを展開している。最高出力1,102hpを発生する5.8リッターV8ツイン・スーパーチャージャー付きエンジンを搭載した「TS1 GT」は公道仕様で、ボディに統合された控えめなリア・ウイングが車体を路面に押し付ける。「TSR」はそのサーキット仕様でボディ後端から支柱で支えられた固定式ウイングが路面に車体を押し付ける。そして「TSR-S」はそれをさらに公道走行可能にしたモデルなのだが、2つの点でサーキット専用の兄弟車に勝っている。1つは最高出力が1,177hpに引き上げられていること。そしてもう1つは、コーナリングでグリップを高めるために左右に動く「セントリペタル・ウイング」(求心力を利用したウイング)を装備していることだ。

このウィングは後方を少し上げることでダウンフォースが増し、さらに高く上げるとエアブレーキとしての役割を果たす。そしてコーナリングでは、Zenvoが言うところの"セントリペタル・フォース"を生み出すためにウィングの片端が上昇する。つまり、TSR-Sが右に曲がる時にはウィングの右端が上がり、左に曲がる時には反対に左端が上がる。高く上がる側はダウンフォースが増すため、これによってコーナリング時にはイン側のホイールに多くの力が掛かり、グリップが増すという。

ZenvoはオランダにあるTTサーキット・アッセンで、他の多くの高額なマシンたちと共にTSR-Sのテスト走行を行った。その時のビデオをご覧いただければ明らかだが、激しく動くセントリペタル・ウィングはなんとも目障りで、エンジニアリングを学ぶ生徒が授業の一環のプロジェクトで製作したものであるかのように見える。しかし、あらゆる発明は、少なくともその実益が認められるまで、多くの人々にそんなふうに思われてきたものだ。今後の展開に期待しよう。



By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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