メルセデス・ベンツ、2019年に発売する電動商用バン「eスプリンター」のスペックを発表! バッテリー容量は2タイプを用意
テスラ「モデル3」日産「リーフ」シボレー「ボルト」のような一般大衆向け電気自動車(EV)が注目を集める一方で、EVは商用車の分野にもインパクトを与える可能性を多いに秘めている。テスラやワークホース社のようなメーカーが、運搬貨物向けのクルマを開発しているのはそのためだ。2019年にはメルセデス・ベンツが、同社の最新型カーゴバンの電動バージョンである「eスプリンター」を発売する。

メルセデスによれば、eスプリンターが搭載するバッテリーには、41kWhと55kWhという2種類の容量が用意され、航続距離は前者が115km、後者なら150kmとなる。これらの数字は現在主流の乗用EVにははるかにおよばないが、eスプリンターは長距離輸送ではなく、主に市街地における終日の配達業務に焦点を絞って開発されている。41kWhのバッテリーは6時間でフル充電が可能だが、55kWhバッテリーは8時間を要する。しかし、DC急速充電器を使用すれば、どちらのバッテリーも45分で80%まで充電可能だ。

従来の商用車と同様に、最大積載量は非常に重要だ。車両総重量は3,500kgで、55kWhモデルは900kg、41kWhモデルは1,040kgまでの荷物を運ぶことができる。この140kgの違いは、41kWhの方がバッテリー自体の重量が軽いためだ。

スペックを見ると、最高出力84kW(114ps)、最大トルク300Nmという数値は特に印象的には思えない。しかし、eスプリンターのドライバーは0-100km/h加速にそれほど執着しないので、パワーはあまり重要ではない。実際のところ、この電動バンは電力を無駄に使って航続距離が短くならないように、市街地走行時の最高速度は80km/hに制限される。郊外をより速い速度で移動したい場合には、120km/hまで速度を上げることができるという。

メルセデス・ベンツ及びダイムラーは、商用車ラインアップの全モデルを電動化する予定だ。eスプリンターは、乗用バンの「eヴィトー」に続く2番目のモデルで、3車種目はルノー「カングー」のOEMである小型商用バン「シタン」をベースにした「eシタン」になるようだ。


By Reese Counts
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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