ホンダは、2018年5月23~25日にパシフィコ横浜で開催された"人とくるまのテクノロジー展2018"に新開発の1.8L水平対向6気筒ガソリン・エンジンを出展した。

水平対向エンジンと言えば、スバルのボクサーエンジンやポルシェなどに採用されていることは有名だが、ホンダにも水平対向エンジンがあることはあまり知られていない。


水平対向エンジンのメリットは低重心。見た目もすごくコンパクトにまとめられている。

説明員に話を伺ったところ、ホンダでは20年以上水平対向エンジンを手掛けており、当初は1.5Lであったが、途中で1.8L化され、今回登場した新型エンジンでは、これまでの2バルブを4バルブにして性能を上げたということであった。なお、重量が増え大きくなるので、DOHCの採用は見送られたとのことだ。

1.8Lの水平対向6気筒ということで、このエンジンが搭載されるモデルについてなんとなくお分かりになられただろうか。


こちらが実際に搭載されている水平対向6気筒エンジン(バイクに詳しい読者には常識だったかもしれない)。


このように、低重心な水平対向6気筒エンジンがキレイに収まっているのは、4月に発売されたばかりの大型バイク「ゴールドウィング」だ。

乗用車では、以前、マツダの「ユーノス プレッソ」や三菱「ミラージュ」に1.8LでありながらV6というモデルがラインナップされていたが、現在では小排気量V6というモデルは国内では消滅している。

最近のコンパクトカーでは3気筒モデルが増え、1.8Lなら4気筒で充分ではとも思えるが、これは自動車の話。大型バイクの場合は1.8Lは大排気量であり、より滑らかな6気筒を求めるユーザーも多いのだろう。

スバル「BRZ」に対抗して、水平対向1.8LのS1800というスポーツカーが出るのか!? と期待された読者がいらっしゃったらご勘弁を。


カウル等が装着されたゴールドウイングは水平対向6気筒エンジンが搭載されているモデルだけに、重厚感のある仕上がりとなっている。

エンジンは従来モデルと比べて全長がコンパクトになったが、あわせて新開発の7速+リバースの第3世代となるデュアルクラッチトランスミッション(DCT)も採用されているとのことだ。

シームレスな変速とスポーツバイクならではのダイレクトな駆動伝達が魅力のDCTだが、今回の7速化によりさらに高速巡行時の静粛性、燃費が向上しゴールドウイングの魅力を高めているとのことだ。

自動車のエンジンは、ダウンサイジングの流れで、コンパクト化が進み、高級車であっても、これまでよりも低排気量で登場する時代となっているが、趣味性の高い大型バイクが今後どのようになっていくのかも興味深い。

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■関連サイト
ホンダ ゴールドウイング 公式サイト
http://www.honda.co.jp/GOLDWING/