【2018スーパーGT 第3戦鈴鹿サーキット】GT300は #96 K-tunes RC F GT3がポールトゥウィン
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2018 スーパーGT第3戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催された。GT300クラスでは、#96 K-tunes RC F GT3 新田守男/中山雄一がポール・トゥ・ウィンを達成し、今季初勝利を飾った。新田は前戦の富士ラウンドでARTA 高木真一にスーパーGT最多勝利記録を許したが、今回の勝利ですぐさまトップタイに並んだ。


今季より第3戦に組み込まれて5月の開催になった鈴鹿ラウンド。例年より涼しい季節での開催と、シーズン序盤に開催されることによるウェイトハンデの減少により、土曜日午前の公式練習からコースレコードを上回るタイムが連発される。

公式予選では、Q1開始から#0 グッドスマイル 初音ミク AMG が計測に入った1回目のタイムは昨年までのコースレコードを上回る1分57秒251を記録。更に#25 HOPPY 86 MCもこのタイムを更新していく。


続くQ2でも初音ミク AMGがトップに立ったものの、セッション残り1分で#96 K-tunes RC F GT3 中山雄一が1分55秒531でトップに立つと、このタイムはチェッカー後にも更新されず、#96 K-tunes RC F GT3に同シリーズ初のポールポジションをもたらした。2番手グリッドには#25 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔が、3番手グリッドには#0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也が続いた。


迎えた決勝レース、鈴鹿サーキットは爽やかな快晴に恵まれた。計時システムのトラブルによって40分の遅れが生じて決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートした #96 K-tunes RC F GT3 新田守男は、トップ14周目には2番手に6秒近くの差を付けて快走していたが、GT500クラスのトラブルによってセーフティカーが導入されると、その差はリセットされてしまう。レースが再開すると、2番手の#0 グッドスマイル 初音ミク AMG 片岡龍也に迫られながらもトップを死守する好走を見せる。

レース中盤にはピット・インするマシンが出てくるが、この中でも#0 グッドスマイル AMG 谷口信輝、#18 アップガレージ 86 MC、#25 HOPPY 86 MC 坪井翔がタイヤ無交換作戦を敢行。さらに#61 SUBARU BRZ R&D SPORT はリアタイヤのみの2本交換。#96 K-tunes RC F GT3 中山雄一はピットアウトすると実質6番手にまで順位を下げて、実質トップを行く#0 グッドスマイル 初音ミク AMG谷口に大きく差を開けられてしまう。

しかし無交換を採用した#0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口は、重いGT3車両でJAF-GTやマザーシャーシ勢を抑えるのに苦労するが、大ベテランのブロックラインは冴え渡り、背後に迫った#61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口らを巧みにブロックし続ける。


タイヤ4本交換を済ませていた#96 K-tunes RC F GT3 中山は、この団子状態となった上位陣に徐々に迫り、残り10周でタイヤが悲鳴をあげる上位陣を次々とパスしてトップに返り咲くと、そのままチェッカーを受けてポール・トゥ・ウィンを達成した。2013年シーズン以来の勝利となった新田守男は、前戦富士ラウンドで高木が成し遂げたGTシリーズ単独最多勝利記録に追いつき、またしてもこの2人の記録が並ぶことになった。


熾烈な2位争いを続けて巧妙なブロックで凌いでいた#0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口は、#96 K-tunes RC F GT3に抜かれたことを皮切りに、残り5周で#61 SUBARU BRZ R&D SPORT、#25 HOPPY 86 MC、更には#88 MANEPA LANBORGHINI GT3に次々とパスされ、下位に沈んでしまう。
残り4周、前を行く#61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口がDUNLOPコーナーで一瞬の失速を #25 HOPPY 86 MC 坪井は見逃さずにパスすることに成功。そのまま#25 HOPPY 86 MCは2位に浮上してチェッカーフラッグを受けた。


予選4番手からスタートした#61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山内英輝は、タイヤ無交換作戦を採る下位チームに先行は許したが、ピットは冷静にリアタイヤのみの2本交換を実施し、マシンを井口卓人に託してコースに復帰させると、遅れをコースで着実に取り返して2位にまで順位を上げるが、レース最終盤に一瞬の隙を突かれて#25 HOPPY 86 MCに先行を許してしまい、悔しい3位チェッカーとなった。

次戦の第4戦は6月30日(土)から7月1日(日)に、タイのチャン・インターナショナルサーキットで開催される。


写真協力:正木寛之

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