ボルボ、新型「S60」にディーゼル・エンジンは設定しないと発表
ボルボは、近々発表する新型「S60」にディーゼル・エンジンを設定しないことを明らかにした。S60は今夏に米国サウスカロライナ州チャールストン付近にあるボルボの新工場で生産が始まる。同社によれば、この新型セダンには、発売当初に直列4気筒ガソリン・エンジンと2種類のプラグイン・ハイブリッドが設定され、遅れて2019年にマイルド・ハイブリッドが追加になる予定だという。

S60は、今年2月にストックホルムで発表された新型ステーションワゴン「V60」のセダン版で、2010年以降初のモデルチェンジとなる。2010年といえば、ボルボがフォードの傘下から中国自動車メーカーである吉利汽車の傘下へ移る過渡期だった。新型S60も、他の60シリーズや90シリーズと同じく「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)」と呼ばれる新しいプラットフォームを採用する。なお、S60と車体の多くを共有するV60には、ディーゼル・エンジンの用意も(まだ)ある。

ボルボは2017年7月に、今後は内燃エンジンのみを搭載するモデルを廃止し、全車を電動化していくという事業計画を打ち出しており、今回のS60はそのコミットメントの最初の第一歩を具現化したものだとしている。2019年以降に発売されるボルボの新型車は、ガソリン・エンジンのマイルド・ハイブリッドとプラグイン・ハイブリッド、そして完全電気自動車のみとなる予定だ。その中から現在はまだプラグイン・ハイブリッドしか登場していないが、2025年には全世界で販売する車両の半数を完全電気自動車にするという目標を、今春の北京モーターショーで発表している。

「我々は、内燃エンジンのみのモデルを徐々になくしていき、ガソリン・ハイブリッド車を移行期への選択肢として設定し、完全な電動化を目指します。新型S60はそのコミットメントの新たな一歩を表しています」とボルボの社長兼CEOであるホーカン・サミュエルソン氏は述べている。

今年に入り、我々はこの新型モデルのスニークピークをいくつか見てきた。まず最初はサミュエルソンCEO自身がTwitterで公開した、しっかりとカモフラージュが施されたS60の姿。そして次は、スウェーデンのメディアが公開した、斜め後方から撮影したS60の写真だ(下のTwitterを参照)。後者を見ると全体的にはホンダ風のセダンで、リアエンドはより大型の「S90」に似ている。ドアの低い位置にキャラクターラインが入っており、この点はV60にも共通する。新型S60は先代よりも長く低くなると予想される。 フォルクスワーゲンメルセデス・ベンツ、そしてフォードといった他の自動車メーカーも、今後はラインナップの一部もしくはすべてを電動化していくことを約束している。


By SVEN GUSTAFSON
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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