【ビデオ】フォルクスワーゲン、パイクスピークで電気自動車最速タイムを目指す「I.D. R Pikes Peak」の空力テストの様子を公開
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フォルクスワーゲン(VW)は、「I.D. R Pikes Peak」と呼ばれる電動レースカーで、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにおける電気自動車(EV)の最速記録更新を本気で狙っている。そのために必要なのが路面にしっかりと張り付くマシンであることはどのチームも心得ていることだが、その大規模な空力テストの映像を公開したVWも、もちろん例外ではない。

今回のVWによる開発テストで興味深い点の1つは、2分の1スケールのI.D. R Pikes Peakが使用されていることだ。この"ベビーI.D."には、3Dプリンターで製造された様々なパーツが装着されており、再設計された別のパーツに何度も交換しながら、テストが続けられている。3Dプリンターを使用することで、形状が異なる多数の空力パーツを製作し、それらを試すことが容易になったのだ。実際には同社は実に多くのパーツを製作している。VWの技術者の1人はビデオの中で、テスト車両のために2,000を超えるパーツを製作したと語っている。

また、VWによれば、電動パワートレインは従来の内燃エンジンよりも高温にならないため、冷却を目的とする多くのエアインテークを減らしたり取り除くことができ、空力性能を高めることができたという。動画の中では巨大なリア・ウイングについても言及されている。スタート・ラインが海抜2,862m、ゴール地点では4,302mという気圧の低い高度でも、1,100kg以下という車両重量を超えるダウンフォースを発生できるであろうことは、その見た目からも想像がつく。

実際のコースにおけるI.D. R Pikes Peakの最初のテスト走行は、今月末に行われる予定だ。そして6月24日、ロメイン・デュマス選手がドライブする最高出力680psの電動レースカーはパイクスピークの決勝レースで、現在のEVクラス最速記録である8分57秒11というタイムに挑む




By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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