シートベルトは自動車の安全に不可欠な装備だが、日常的に使用していると手垢や皮脂、こぼれたコーヒーや食べ物などで、気が使いなうちに汚れていることが多い。汚いシートベルトは締める気にならなくなるため、メーカーではあえて汚れが目立たない色をベルトの生地に採用することが多いというが、衛生的な問題もあるし、今度は逆にシートベルトの汚れが気づかないうちに服に付着してしまうことだってある。クルマをキレイするコツをその道のプロが伝授するビデオ・シリーズ『Autoblog Details』から、今回はそんなシートベルトを適切に掃除する方法をご紹介しよう。


必要な道具はこちら

・ハンドクランプ
・スクラブパッド
・毛が軟らかい小型のブラシ
・タオル
・布用クリーナー
・多目的クリーナー
・酢
・食器用洗剤
・プラコップ
・毛の硬いブラシ


まず はドアを開けシートベルトをゆっくりと引き出す(ご存知のように、強く引っ張るとシートベルトはロックされてしまうので)。

巻き取り装置からいっぱいまで引き出したら、作業中に戻らないようハンドクランプなどを使って固定する。


次にベルトの生地に布用クリーナーを軽く吹きかけ、毛が中〜硬めのブラシで擦る。ベルトの繊維に沿って、真っ直ぐに擦ること。円を描くように擦ったり、力を入れ過ぎて何度も同じところを擦ったりしないように。ベルトの繊維がほつれたり、生地が傷む原因となる。


これで落ちなかった汚れやシミには、多目的クリーナーを使おう。ただし、そのまま洗剤をつけるのではなく、お湯で4倍ほどに薄め、これをブラシにつけて擦るとよい。クリーナーをつけ過ぎると、シミが拡がって残ったり、なかなか乾かなかったりすることがあるので注意。


汚れが落ちたと思っても、長年の使用で染み付いた臭いが残っていることがある。そんな時は1カップのお湯に、食器用洗剤大さじ1、酢大さじ2をよく混ぜ合わせ、これを柔らかいブラシにつけて力を入れずに擦る。酢は消臭効果に優れ、将来的なカビの発生を抑える自然の抗菌効果がある。



スチームクリーナーをお持ちなら、布用クリーナーを吹きかけてから、ベルトの生地に高圧スチームを噴射すれば、微細な汚れを吹き飛ばすと同時に殺菌することができる。スチームならベルトにかかる水分の量も減らすことができ、乾かす時間を短縮できる。


仕上げに、手で持ったタオルでベルトを挟み、強く握るようにして上下に動かし、ベルトの繊維に残った水分を拭き取ろう。さらにベルトを引き出したまま一晩放置して完全に乾かすこと。濡れたままでベルトを巻き取り装置に戻してしまうと、カビや細菌が繁殖する原因になるからだ。


僅か300本のポリエステル製の糸で作られたシートベルトは、約3トンもの荷重に耐えられる。そんな極めて重要な安全装置の、気づかずに見逃しがちな汚れを落とし、清潔に保っておくこともまた大切だ。


クルマ磨きのプロ、ラリー・コシラが愛車をキレイにするコツを教える『Autoblog Details』。次回もお楽しみに。

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