【ビデオ】ジャガーの最速セダン「XE SV プロジェクト8」、手作業による生産開始準備完了!
ジャガーは現在、市販モデルでは史上最速の4ドア・セダンと呼ばれる「XE SV プロジェクト8」の開発において最終段階を迎えている。同社のセダンで最も小型の「XE」をベースに大規模な改造を施し、最高速度322km/hを誇るこの限定モデルは、既に数え切れないほどの細かな調整を終え、ほぼ生産の準備が整ったという。

XE SV プロジェクト8は、6月に生産が開始される予定だ。最高出力600hpを発揮するスーパー・セダンは、限定300台のみが英国コヴェントリーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ部門(SVO)によって全て手作業で組み立てられる。ジャガーはこのプロジェクトに関する短編ドキュメンタリー映像を公開した。



プロジェクト8の「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を務めるデビッド・プーク氏は、残された時間ギリギリまでこのクルマに情熱を注ぎ込もうとしている。「300台のみを全て手作業で製造するということの良い点は、生産開始直前まで開発を続けられるということです。我々はその作業をちょうど終えました」。

XE SV プロジェクト8は5.0リッター・スーパーチャージドV8エンジンを搭載し、0-60mph(約96.6km/h)を3.3秒で加速。昨年、ニュルブルクリンク北コースで7分21秒23という市販4ドア・モデルの最速記録を打ち立てた

このクルマを在るべき正しいものにするため、最終の1分までハンドリングに改良が加えられた。「スプリングの剛性がアップしました。エンジン・マウントも同様です。サスペンションアームの前後ブッシュも変更しました。ブレーキはペダルを踏んだ時のフィールと我々が求めるパフォーマンスを一致させるため、調整を施しました」とプーク氏は語る。継続的なソフトウェアのアップデートにより、レスポンスも引き上げられた。「6カ月前より確実にスピードは速く、ハンドリングに優れ、レスポンスも向上しています。この半年の努力は無駄ではありませんでした」。


プロジェクト8はコースに合わせてドライバーが大きく調整が可能で、車高やキャンバー角、フロント・スプリッター、リア・ウィングの設定を変更できるという。20インチ鍛造アロイ製ホイールにはミシュラン「パイロット・スポーツ・カップ2」タイヤが標準装着され、ホイール・ベアリングはセラミック製だ。フロントサスペンションのアップライトや、2つに分かれたウィッシュボーンのアッパーアーム、ラバーブッシュの代わりとなるボールジョイント、ツインのコイルスプリング、ダンパー、サスペンションのロアアーム・ブッシュ、アンチロールバー、さらに、最新スペックのカーボンセラミック・ブレーキまで、全てプロジェクト8専用だ。標準のXEから拝借したものはアルミ製ルーフとフロント・ドアの外板のみ。ベントが開いたボンネットと幅広のフロント・フェンダー、前後バンパーはカーボンファイバー製だ。

軽量化を考慮して後部座席なしの選択も可能だという。ジャガーはプロジェクト8の価格を14万9,995ポンド(約2,260万円)と発表している。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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