テスラの半自動運転機能を使用し、運転席無人のまま高速道路を走っていたドライバーが18カ月の免停に
英国ノッティンガム在住のテスラ Model Sオーナーが、半自動運転機能のAutopilotを使って高速道路を走行中に、運転席に座っていなかったとして18か月の免許停止処分を受けました。この運転手とModel Sは2017年5月に周囲の車に混じって時速64kmで走っているのがSNSに投稿されており、事故こそ起こさなかったものの、2018年の4月20日になって警察に拘束されていました。

地元警察は、この男性の行動を「著しく無責任」で、自身だけでなく「他のまったく罪のない人々」に危険を及ぼした」としました。そして1800ポンド(約27万円)の起訴費用支払いにくわえ、10日間のリハビリ通院、100時間の奉仕活動への参加を言い渡しました。

いまさら説明するまでもありませんが、テスラのAutopilot機能は走行中の自動車を車線の中に維持し、適切な速度で走行することができます。ただその状態はあくまで車線維持機能と速度維持機能が連携しているだけのことであり、何らかの非常事態が発生したときはドライバーが危機回避すべく運転操作を行わなければなりません。

しかもAutopilotモードではドライバーがハンドルの上に手を置いておくことを義務付けています。もしそうしていなければシステムが自動的にAutopilotモードを終了し、しまいには自動車を停止させます。

したがって、今回の違反者はおそらく僅かな時間だけ助手席に移っていたと考えられます。しかし、Autopilotが自動でオフになるまでに、彼がModel Sの運転席を離れて何をしたかったのはよくわかりません。今回は大事に至らず、すでに処分も下ったものの、今後、警告を出さないようにするため、テスラのハンドルに手を置かなくても良い仕掛けを作る輩が出てきたりしないかが心配です。



By Munenori Taniguchi

※この記事はEngadget日本版より許可を得て転載しました。