ランポルギーニ、「アヴェンタドール」と「ウラカン」の後継モデルはプラグイン・ハイブリッドになると認める
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ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOが『トップギア』の取材に応じ、「アヴェンタドール」と「ウラカン」の後継モデルにはプラグイン・ハイブリッドのパワートレインが搭載されることを公式に認めた。昨年10月、英国の自動車メディア『Autocar』は、2022年頃に登場する次期型ウラカンには、自然吸気V10エンジンを補助する"次世代"のバッテリーが採用されるだろうと報じていた。アヴェンタドールの後継車に関しては、V12エンジンがミッドマウントされること以外は不明だったが、2020年頃に発表され、電動のアシストを得た自然吸気V12エンジンが搭載されることがようやく分かった。両車とも電気のみで50km程度の短い距離を走行できるようになるという。

『トップギア』は、現行型アヴェンタドールとウラカンのエンジンに、ランボルギーニと同じフォルクスワーゲン・グループに属するポルシェの「パナメーラ ターボ S Eハイブリッド」に搭載されている出力136psの電気モーターと14kWhのリチウムイオン電池を組み合わせた次世代モデルのパワーと車重を想像している。現行モデル「アヴェンタドール S」のV12エンジンは最高出力740ps、最大トルク690Nmだから、これがハイブリッド化で870psと770Nm程度になると『トップギア』では予想している。これは良い知らせだが、悪い知らせもある。ポルシェによると、このハイブリッド・システムは通常の「パナメーラ」より300kg重くなるという。これをアヴェンタドール Sに当てはめると、ハイブリッドの後継モデルは乾燥重量が1,875kgにまで増加するということだ。同様に想定すると、ウラカンの後継は最高出力が740ps、最大トルクは640Nmほどになる。

完全なる空想に過ぎないが、『トップギア』ではこれらの数値に「合点がいく」としている。最高出力130psを加える代償として、トランクにハーレーダビッドソンの「ファットボーイ」を積むか、あるいはエンジンもう一基分の重量が増えると言われた時、我々なら他に代案はないのかと問うだろう。とは言え、ランボルギーニがあらゆる努力をしていることは間違いないし、これらの現実的な数値を荒々しく魅力的な新しい2台のスポーツカーに変えてくれると確信している。

ランボルギーニは、短期的なハイブリッドの先も見据えている。ドメニカリCEOは、2026年あたりまで完全な電動パワートレインでは十分な性能が得られないと考えているが、パワートレインの進化がランボルギーニの要求に達すれば、コンセプトカー「テルツォ・ミッレニオ」で示したように、いつでも完全電動化を実行する準備はできていると語っている。同社はまた、「第3千年紀に向けスーパー・スポーツの未来に大事なページを記すため」マサチューセッツ工科大学と連携しているという。おそらく軽量素材、全固体電池、代替燃料などに重点を置いて研究しているのだろう。代替燃料に関して言えば、ドメニカリCEOは遠い将来、水素燃料電池を使うことにすでに目を向けているようだ。

ランボルギーニの将来に関する話で、ターボチャージャーという言葉が出なかったことは注目に値する。同社で最高技術責任者を務めるマウリツィオ・レッジャーニ氏は「私が技術責任者の任に就いている限り、我々のスーパー・スポーツカーはターボチャージャー付きエンジンを搭載しません。大事なのは感動です。感動を失えば、あとは何も残りません」と語っている。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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