意外と大きくない!? ジープ、3列シートの新型SUV「グランドコマンダー」を北京モーターショーで発表
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ジープがついに「コマンダー」以来となる3列シートSUVを北京モーターショーで発表した。車名は噂どおり「グランドコマンダー」で、その姿も流出画像出願特許の図面からイメージしていたとおりのものだ。昨年の上海モーターショーに出展されたコンセプトカー「Yuntu」からの影響が少々感じられるものの、全体的には「コンパス」をかなり大きくして、全長を引き伸ばした感じだ。ただし、Dピラーにはかすかに「レネゲード」に似た要素も見受けられる。

だが、このグランドコマンダーは面白いことに、実際には「グランドチェロキー」より大きいとは言い切れない。グランドコマンダーの全長は4,873mmと、グランドチェロキーより53mmしか長くないのだ。しかも、ホイールベースは同車より114mm短く、全幅も51mm狭い。乗車定員はグランドコマンダーの方が多いことを考えると、実に興味深いサイズだ。


パワートレインもまた興味深い。2.0リッター直列4気筒ターボ・エンジンしか設定されていないのである。「チェロキー」や「ラングラー」から流用したエンジンとみられるが、もしそうなら移植に際してデチューンされたことになる。グランド コマンダーは最高出力231hp、最大トルク35.7kgmに留まる一方、チェロキーとラングラーの2.0リッター4気筒ターボは最高出力270hp、最大トルク40.8kgmを発生するからだ。また、ジープはグランドコマンダーにも9速ATを採用し、駆動方式は2輪駆動と4輪駆動を用意している。


グランドコマンダーが米国や日本で販売されるかは不明だが、現在のジープには他に3列シートモデルがないから、同車が投入されればラインアップの空白が埋まることは確かだ。3列シートのジープについては、「グランドワゴニア」の名前が復活するとの噂がかねてからささやかれており、米国でグランドコマンダーのプロトタイプがテスト走行している姿も目撃されている。しかし、今回デビューした新型グランド コマンダーのサイズから考えると、果たしてジープは同車を米国で販売するのか、それともダッジ「デュランゴ」などをベースとするもっと大型の3列シートモデルを米市場向けに別途開発するのかと、疑問が湧いてくるところだ。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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