BMWが「X3」の電気自動車バージョンとなる「iX3 コンセプト」を北京で発表!
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BMWは、コンパクト・クロスオーバーSUV「X3」の完全電気自動車(EV)バージョンとなる「コンセプト iX3」を北京モーターショーで初公開した。まさに現行型X3をベースに電気自動車化したらどうなるかと想像する通りクルマで、X3とよく似たボディに未来的で見慣れないディテールが加えられている。例えば、他の「BMW i」シリーズと共通するブルーのハイライトや、改変されたフロント・グリルなどだ。このグリルは、昨年のフランクフルト・モーターショーで発表されたコンセプトカー「i ヴィジョン・ダイナミクス」と同じく左右の"キドニー"がつながった形状で、空力向上のために塞がれている。このクルマはコンセプトカーだが、おそらく市販モデルもそれほど変わらない形で登場すると思われる。


BMWはこのコンセプトカーで、市販化された際のパフォーマンスや航続距離についても示唆している。搭載する電気モーターは270psというかなりの最高出力を発生するというが、これは2.0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンを搭載する「X3 xDrive 20i」より86psも大きい。このモーターは70kWhのバッテリーと組み合わされ、新たな燃費の国際基準として採用されたWLTP(Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure:乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)ドライビングサイクルで航続距離400km以上を実現するとBMWは主張する。WLTPドライビングサイクルの数値はEPA(米国環境保護庁)燃費とほぼ同等になるが、クルマによっては大きく異なる場合もある。例えばシボレー「ボルト(Bolt)」はWLTPで386km、EPAが約383kmだが、ヒュンダイのEV「コナ」はWLTPが470kmなのにEPAでは約402.3kmとなっている。BMWによればiX3は最大150kWによる急速充電に対応しており、これらの充電器を使えば30分以内に充電が完了するという。


iX3の市販モデルは2020年に発売されるとみられており、BMWと中国の自動車メーカーである華晨汽車との合弁により瀋陽市で生産されることも発表された。その電動パワートレインは「iNext」の市販モデルを含め、今後追加されるBMWの他のモデルにも使われる可能性が高い。2025年までに全12車種の完全電動化を目指す同社は、将来販売される製品がパワートレインにおける柔軟性を考慮して設計されるということを繰り返し語っている。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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