フォード、最大積載量500kgの荷室を備える新型「フィエスタ バン」を発表! (商用バンなのに)スポーツ・モデルも設定
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欧州と米国には様々な点で大きな違いがある。そうした違いの1つがバンという種類のクルマだ。米国の商用バンは、フォード「トランジット コネクト」日産「NV200」より小さくはならない。しかし欧州でフォードはさらに小型の「フィエスタ バン」を展開している。このバンは3ドア・ハッチバックの「フィエスタ」をベースに、後部のサイド・ウィンドウがパネルに置き換えられている。

バーミンガム商用車ショーで発表されたこのフィエスタ バンは2代目で、初代は10年ほど前に先代のフィエスタと共にリリースされた。新型にも再び設定されるほど欧州では人気があったらしい。米国人から見たら、このサブコンパクト・ハッチバック、しかも荷室容量が僅か1,000リッターのクルマを、"バン"と呼ぶのは確かに抵抗がある。しかし、このクルマは驚くほど重い物も運べる。最大積載量は約500kgだ。

それだけの積荷を運ぶため、フィエスタには4種類のエンジンが用意されている。ガソリンは最高出力85psを発生する自然吸気の1.1リッター直列3気筒と、125psを発揮するお馴染みの1.0リッター3気筒ターボ「エコブースト」。残る2つは排気量1.5リッターのディーゼル・エンジンで、それぞれ最高出力85psと120psを発生する。


フォードは働く人々のために、バン仕様のフィエスタにも乗用モデルと同様、多くの機能を盛り込んだ。Apple「CarPlay」やGoogle「Android Auto」に対応した「Sync3」インフォテインメント・システム、歩行者検知も可能な自動緊急ブレーキ、ブラインドスポット・モニター、パークアシスト、アダプティブ・クルーズコントロールなどだ。さらにエネルギッシュなスポーツ・モデルまで設定されている。アグレッシブなボディ・パーツと大径の18インチ・ホイールを加えたこのモデルは、窓がパネルになった「フィエスタ STライン」といったところだろう。


これを見ると、フィエスタ バンに本物のST仕様があればどんなに素晴らしいだろうと想像を膨らませてしまう。重い物を運べる荷室を備え、本格的なスポーツ・ドライビングも楽しめる。皆さんなら、その魅力を分かっていただけるだろう。そんなクルマが登場したら、あの人気が高いシボレーの「HHR パネル SS」以来だ。もちろん、もしフォードがフィエスタ ST バンを作ったとしても、米国や日本で販売される可能性は無いに等しい。残念ながら。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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