Related Gallery:Memminger Roadster 2.7

クラシックなフォルクスワーゲン「ビートル」は可愛らしくて魅力的だが、特に流麗でもなければ速くもない。全くと言っていいくらいだ。しかし、このメミンガー「ロードスター2.7」は別である。ドイツのレストアショップ、メミンガー(Memminger)がカスタムしたこのビートルは、車高が低く、ワイドに張り出したフェンダーを持つ、2シーターのロードスターに変身した。まるでポルシェ356」のようだが、こちらの方が大きい。素敵な格子柄のシートにも注目してほしい。

確かに、これを真にビートルと呼ぶのは難しいかもしれない。根本から異なるのはボディワークだけでなくシャシーも同様で、スチール製チューブフレームで製作されている。サスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット式、リアはトレーリングアーム式。タイヤも巨大だ。18インチ・ホイールにフロント225/45R18、リア255/40R18サイズのタイヤを装着している。


それでもパワートレインは依然としてビートルと同様だ。いや、ビートルに「近い」と言ったところか。燃料噴射装置を備える空冷式水平対向4気筒エンジンは、排気量が2,717ccに拡大され、最高出力210hp、最大トルク25.1kgmを発揮。トランスミッションも5速マニュアルにアップグレードされている。車内は一般的なビートルと同じくらい軽装備なので、肝を冷やすには十分だ。おそらく、メミンガーがビートル・オーナー向けに単体で販売している2.7リッター・エンジンを搭載しているのだろう。同社によれば、このエンジンはポルシェ「914」やフォルクスワーゲン「タイプ4」「タイプ2」のものをベースに改良したものだという。

ロードスター2.7の価格や購入の可否については公表されていない。ほぼ間違いなくメミンガー社の技術力を示すためにワンオフで造られたものだろうが、貴方が十分な資金を支払う用意があるなら、今後の生産予定に関わらず、きっと貴方のためにもう1台、製作してくれるのではないかと我々は見ている。



By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Related Gallery:Memminger Roadster 2.7


■関連記事
量産開始から70年を迎えたVW「ビートル」

映画『ラブ・バッグ』シリーズで実際に使用されたフォルクスワーゲン「ビートル」が、高額で落札!

【ビデオ】目指すはジェット機並みの加速!? 戦車のエンジンを搭載した初代ビートル

■関連動画