【噂】レクサス「CT200h」の後継ハッチバックは、ハイブリッドと完全電気自動車の2バージョンに?
レクサスは昨年、米国でハイブリッド・ハッチバック「CT200h」の販売を終了し、代わって新型コンパクト・クロスオーバー「UX」を投入することになっているが、だからといってハッチバック・セグメントを放棄するつもりはないようだ。現在もCTは日本をはじめとするいくつかの地域で販売が続けられているし、特に欧州市場では今後もハッチバックを提供し続けていかなければならないと考えていると、レクサス・ヨーロッパの責任者が語っている。

レクサス・ヨーロッパで責任者を務めるパスカル・ルーシュ氏は、英国の自動車メディア『AutoExpress』に対し、CTはレクサス・ブランドが新たな顧客層を獲得する上で重要な役割を担っていると説明した。CTの購入者が次もレクサスを選ぶリピート率は70~75%と高く、CTの顧客層は想定されるUXの顧客層とは異なると、同氏は述べている。そして「私たちが現在展開しているセグメントは全て重要で、存続に値すると考えます」と付け加えた。

『AutoExpress』によれば、次期型CTにはトヨタの新グローバルプラットフォーム「TNGA」が採用され、2020年にハイブリッド完全電気自動車の2バージョンとなって登場する可能性が高いという。ハイブリッド版は、トヨタの新型「カローラ ハッチバック」新型「オーリス」に搭載されている新開発の2.0リッター「ダイナミックフォース 」直噴エンジンにモーター/ジェネレーターのトランスアクスル・ユニットを組み合わせた合計最高出力180psの「THSⅡ」ハイブリッド・システムを搭載するとみられている。現在のところ、このプラットフォームで完全電気自動車は作られていないが、次期型CTはトヨタの「2020年代前半までに10車種以上の電気自動車を発売する」という計画の一端を担うことになるようだ。そして、このCTの後継車には従来型のハッチバックと、フォードの新型「フォーカス」の「Active」のようなクロスオーバー風バージョンが設定されるかもしれないという。ルーシュ氏は同メディアに対し、レクサスがCTの新たなアプローチを検討中だと語っている。

2011年に発売されたCTは米国で年間1万5,000台から1万7,000台が販売されてきた。だが、2016年には9,000台以下に下落し、米国で最後のモデルイヤーとなった2017年には、販売台数は4,700台にまで落ち込んだ。しかし欧州では状況は異なり、レクサス・ブランド全体の売り上げが年間わずか4万5,000台で、年間8,000台以上の安定的なセールスを続けるCTは、ブランドにとって極めて重要な存在と見なされている(ちなみに米国だけでレクサスの全車種合計販売台数は年間30万台を超える)。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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