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米国版Autoblogの編集者たちは、みんな速いワゴンが大好きだ。実用性とパフォーマンスを兼ね備え、まさに痒い所に手が届く。家族4人と荷物を運ぶことができ、01-00km/hまで4秒以下で加速して、最高速度が300km/hに達する市販車が他にあるだろうか? それはファミリーカーの皮を被ったスーパーカーだ。

ポルシェの新型「パナメーラ ターボ スポーツツーリスモ」は特に狂熱的なワゴンだ。4.0リッターV8ツインターボ・エンジンがポルシェ初の8速デュアルクラッチ式トランスミッションを介して4輪全てにパワーを伝達する。標準装備には、アダプティブ・エアサスペンション、LEDライト、14ウェイ電動調整式シート、BOSEサラウンド・サウンド・システム、パノラミックルーフ、中央にアナログ式タコメーターが搭載されたデジタル・インストルメントクラスターが含まれる。

だが、我々の試乗車にはさらに1万5,000ドル相当のオプションが追加されていた。リア アクスル ステアリング、ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)スポーツ、スポーツクロノパッケージを装着し、快適性と利便性に関しては、シートベンチレーション、後部座席ドア ロールアップ サンシェード、ソフトクローズドア、ヒーター内蔵ステアリングホイールが装備されている。どう考えても安くはないが、V6エンジンの「パナメーラ 4 スポーツツーリスモ」なら5万ドル(約536万円)安くなる。


John Beltz Snyder 編集主任(AutoblogGreen)

ワゴンだが、間違いなくポルシェだ。確かに911ほど魅力的ではないが、走り始めるとデザイン、フィール、サウンドはドイツの高性能車だ。アクセルペダルを床まで踏み込むと、唸りを上げて活気を増す。クルマのデバイス任せにしても、自分でステアリング・ホイール裏に備わるソリッドな感触のバドルシフトを操作しても、シフトチェンジは素速い。クールな特徴の1つは、ドライブモード・スイッチの中央にある小さなボタンだ。これを押すとクルマは20秒間、「スポーツ・レスポンス」状態になり、高回転を維持して、高速道路をのんびり走るクルマを追い抜く準備を整える。20秒経つと自動的にもとのリラックスしたドライビング・スタイルに戻る。


インテリアは、過去に私が乗った数台のポルシェよりもわずかに洗練されている。コントロールはデジタル化が進み、センターコンソールにずらりと並んで私の頭をくらくらさせた役に立たないボタン類も姿を消した。依然として素晴らしい排気音が少しだけ聞こえてくるが、過去のモデルよりずっと静かになっており、車内でポッドキャストを聞いていたらかき消されてしまうかもしれない。乗り心地も滑らかだ。サスペンションを「Sport+」モードにしても、車内は快適で上品な雰囲気が漂う。


Reese Counts 共同編集者

大きなクルマだ。かなり大きい。メルセデス・ベンツが「Sクラス」、BMWが「7シリーズ」のサイズを小さくしたように、ポルシェもパッケージングをコンパクトにまとめる素晴らしい仕事をしたが、それでも堂々としたクルマである。とは言え、個人的には大き過ぎるとは思わない。ライオンのハートを持つ大きくて快適なクルマには、私の本能に訴えかけるものがある。早く乗ってアクセルを踏み込み、大きなV8エンジンをブンブン唸らせてみたくなる。


パナメーラ ターボ スポーツツーリスモは運転した感触も素晴らしい。ステアリングはシャープで正確で、足回りは締まっているがよく動き、そしてエンジンとトランスミッションは完璧な精度で作動する。Johnが言うように、8速PDKは自分の手でシフトするよりも先に、ドライバーが何速に入れたいのが、あるいは何速に入れるべきなのかが分かるようだ。ギアチェンジも途轍もなく速い。アクセルを踏み込むと何事もなく速度を上げる。さらに踏み込めばますます速度が上がるだけだ。そこでアクセルを戻すと、今度は再びスロットルを開けろとクルマが要求してくる。 「フェンスが閉められていて、ご不満な様子のうちの飼い犬。近所の人に出してとせがんでいた」

私が最も不満を覚えたのは外観のデザインだ。クリーンで上質な素材を使ったインテリアは気に入ったが、エクステリアは個人的にどうもピンとこない。ポルシェが911を引き伸ばして、ワゴンの形に曲げたみたいに見える。それがうまくいっているとは思えない。ポルシェには何でも911のように見せようとするのはやめてもらいたい。「928」や「944」、そして「914」のようなクラシック・モデルを見て欲しい。バラエティを増やたらどうだろうか。とは言うものの、私がこのクルマを好きになってしまったことは確かだ。


スペック
エンジン:V型8気筒ツインターボ
排気量:3,996cc
最高出力:550ps
最大トルク:770Nm
搭載位置:フロント
駆動方式:4輪駆動
トランスミッション:8速デュアルクラッチ式
0-100km/h加速:3.8秒
最高速度:304km/h
燃費(総合):9.5-9.4L/100km
サイズ:全長5,049mm × 全幅1,937mm × 全高1,432mm
ホイールベース:2,950 mm
車両重量:2,110kg
荷室容量:520L
車両価格:15万5,050ドル(約1,664万円)
試乗車価格:17万100ドル(約1,826万円)
日本仕様の消費税込み車両価格:2,453万3,000円


By AUTOBLOG STAFF
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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