【NYオートショー2018】米国版Autoblog編集者が選んだ「NYでデビューしたクルマ」ベスト5!
8日に閉幕した今年のニョーヨーク国際オートショーは、華やかなコンセプトカー(上の写真のような)やハイパワーのスポーツカー、もちろん電気自動車、そして流行のクロスオーバーが数多く発表された。デトロイトで開催される北米国際オートショーでは不参加を表明する自動車メーカーが相次ぐ一方で、ニューヨークのショーは驚くほどの熱気が感じられた。次に購入するクルマを探している人にとっても、単に自動車の最新トレンドをチェックしたい人にとっても、依然として価値の高いショーだったと言っていいだろう。いつものように、この2018年ニョーヨーク国際オートショーでデビューした新型車の中から、Autoblog US版編集部員たちが投票で選んだベスト5をご紹介しよう。

5位 アウディ「RS5 スポーツバック」 (22点)

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<James Riswick 編集者のコメント>
日産「アルティマ」はカッコ悪い。スバル「フォレスター」はあまり変わっていないように見える。トヨタ「カローラ ハッチバック」はあまりピンとこないし、起亜「K900」は全く話題にもならない。となると、特徴的かつ見事なグリーンで塗装された、非常にパワフルで、全体的に素晴らしい出来栄えのファストバック・ハッチバックに多くの票を投じることになった。

<Eddie Sabatini プロダクション・マネージャーのコメント>
グリーンのボディは間違いなく路上で迫力を放つだろう。見た目も良いが、サウンドも素晴らしいに違いない。

<Jeremy Korzeniewski コンシューマー・エディターのコメント>
魅力的なクルマだ。デザインも気に入っているし、グリーンの色合いも完璧だ。2.9リッターV6ターボ・エンジンは600Nmもの最大トルクを発生する。値は張るが、金銭的余裕のある人にとってこれは最高のクルマになるだろう。

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4位 フォルクスワーゲン「アトラス タノーク」コンセプト (27点)

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<Greg Rasa 編集長のコメント>
フォルクスワーゲンは世界3位の自動車メーカーだが、米国での販売台数は14位に甘んじている。ならばピックアップ・トラック愛好者が多い米国にピックアップ・トラックを投入しようというのは理にかなっている。だが、そう簡単ではない。似たようなホンダ「リッジライン」も米国のピックアップ・トラック市場のシェアをほとんど切り崩せていないからだ。しかし、SUVのアトラスは3万750ドル(約330万ドル)からという価格の割に、広々とした室内空間と実用性を提供している。これをベースにしたアトラス タノークが市販されたら、おそらく5万ドル(約530万円)を超えるピックアップ・トラックの世界に価格でアピールでき、きっと魅力的に見えることだろう。

<Greg Migliore 編集主任のコメント>
フォルクスワーゲンはこのピックアップを量産するべきだ。飾り気がなくシンプル。曲線美とアグレッシブなスタイリングをそのまま市販化すれば、かなりの売れ行きが見込める。今がチャンスだ。

<Michael Ferrara ソーシャル・メディア・マネージャーのコメント>
みんな、ピックアップ・トラックは好きか!? タノークはカッコいい。フォルクスワーゲンはSUVの完璧なラインアップを揃えているのに、なぜトラックのセグメントを開拓しない? 彼らがこのコンセプト・モデルを市販化することを私は望んでいる。その気があるのかどうか、疑わしいとは思っているが。

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3位 トヨタ「RAV4」 (45点)

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<Michael Ferrara ソーシャル・メディア・マネージャーのコメント>
待望のモデルチェンジというだけでなく、トヨタはそのデザインで成功を収めた。同社のピックアップ・トラック「タコマ」を思わせるワイルドなグリルを見て欲しい! 1年前のニューヨーク国際オートショーで発表した「FT-4X」コンセプトのインテリア・アクセントや、LAオートショーで発表した「FT-AC」のエクステリア・アクセントが見事に取り入れられている。これはトップセラー車になると言って間違いないだろう。

<Amr Sayour 共同プロデューサーのコメント>気に入った。デザインの刷新に際し、トヨタは素晴らしい仕事をした。インテリアは古臭いが、タッチスクリーンは良さそうだ。全体の輪郭はマツダ「CX-3」に似ているが、筋肉増強剤が注入されている。

<James Riswick 協力編集者のコメント>
新型RAV4は本当にカッコイイ。タコマに着想を得たビジュアルを採用することで、同社のトラックの信頼性を上手くイメージに利用している。インテリアは見た目も感触もさらにプレミア感が増し、巧妙にデザインされたセンターコンソールは実用性が高まった。しかし、最大荷室容量が先代より縮小しているのではないかという疑いも残っている(トヨタは最大荷室容量の数値を公表していない)。とはいえ、全体的に見て、これは最も成功している市場で、最も成功したモデルチェンジの例ではないだろうか。

<Alex Kierstein 編集者のコメント>私は現行型RAV4も好きだが、新型はさらに魅力的であり、非常に競争の熾烈なコンパクト・クロスオーバーのセグメントで、より強力な商品となるに違いない。「アドベンチャー」モデルのタコマ風グリルが特に良い。

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2位 ジェネシス「エッセンティア」コンセプト (51点)

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<Joel Stocksdale 提携編集者のコメント>
このクルマは素晴らしく魅力的だが、写真では実車の良さが伝わらない。経験したことを語ろう。初めてこのクルマの写真を見た時、私は少々がっかりして、ありきたりなドリーム・マシンとして記事をまとめようとした。しかし、実際にこのクルマを見ると好きになった。このコンセプトは今の時代の装飾過多のスーパーカーとは対照的な、クラシックでエレガントなクルマだ。有機的な曲線がホイールやシャシーとしっかり結び付き、しなやかでありながら力強いルックスを形成している。半透明のボンネットを通して見えるサスペンションやエアロダイナミクスのために設けられたフロントの開口部など、ディテールもまとまっている。ジェネシスが市販化を決定することを願う。 <John Beltz Snyder Autoblog Green編集者のコメント>: 素晴らしいスタイルとテクノロジーを備えた電動GT。全てのモーターショーには極めて野心的なコンセプトカーが必要だ。しかもここはニューヨークなのだ。

<Chris McGraw シニア・プロデューサーのコメント>ジェネシス エッセンティアは美しいコンセプトカーだ。電動で信じられないほどのパフォーマンスを発揮するという現実が、我々に未来を垣間見せてくれる。

<Antti Kautonen 協力ライターのコメント>
エッセンティアは私が最近目にした中で最もエキサイティングなコンセプトカーの1つだ。リブが入ったシートとダブルバブルルーフは、1960年代から1970年代の当時最先端だったイタリアン・メーカーによるコンセプトカーを思い起こさせる。コンセプトカーらしさが詰まったクルマだ。

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1位 リンカーン「アヴィエーター」 (88点)

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<Greg Migliore 編集主任のコメント>
リンカーンは現在の最も重要なミッドサイズSUVセグメントにおいて、アヴィエーターで勝利しようとしているようだ。アヴィエーターという名前を使用したのはスマートな選択だろう。このクルマはリンカーンがブランドの方向性を確立し新たな波を起こそうとしている兆候だ。

<Alex Kierstein 編集者のコメント>
適切な後輪駆動プラットフォームと興味深いパワートレインが、魅力的なスタイリングと結び付いている。3列シートをバランスよく機能させることは簡単ではないが、このクルマはランドローバー「レンジローバー」の洗練を感じさせながらも真のアメリカン・ラグジュアリー・スタイルを提供している。リンカーンがこのままトーンダウンさせずに量産すれば、非常に良いクルマになるだろう。

<Jeremy Korzeniewski コンシューマー・エディターのコメント>
今年のニューヨーク国際オートショーには実にクールなクルマが数多く出展されたが、その中でも際立っていたのがアヴィエーターだ。ドライビング・エンスージアスト向けとは言えないかもしれない。だが、リンカーンは新型ナビゲーターに代表されるように、アメリカン・ラグジュアリーの現代的な再解釈のツボを突いている。アヴィエーターはそのトレンドを完璧に追っている。ツインターボ「エコブースト」エンジン、「マスタング」の技術が共有された後輪駆動のプラットフォーム、美しいスタイリングが、このクルマを北米の上流中産階級の人々にとっての理想的なファミリーカーに仕立てた。

<Joel Stocksdale 共同編集者のコメント>
アヴィエーターはリンカーンが必要とするものを、しかも美しい形で作り上げたクルマだ。ナビゲーターのクリーンでエレガントなスタイリングを引き継ぎつつも、より小さく引き締まったボディは、巨大なナビゲーターよりも間違いなく良いルックスになった。マスタングに由来するサスペンションも備わっているようだが、これが運動性能の高さを示唆している可能性もある。そしてもちろん、ナビゲーターからインスパイアされた魅力的なインテリアも装備している。今年のニューヨーク国際オートショーではリンカーンが勝利に輝いた。

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翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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