【噂】レクサス、欧州で「GS」の販売を終了! 次期型は4ドア・クーペのようなスタイルで2019年に登場?
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レクサスが「GS」の生産を終了するという噂が聞こえ始めたのは一年ほど前のこと。それが現実味を帯びてくるニュースが先日欧州で報じられた。オランダの自動車メディア『AutoRAI』によれば、レクサスは既に3月に欧州で「GS」のオーダーを停止し、4月にはGSの欧州仕様モデルを生産終了すると、レクサス・ヨーロッパから確認を取ったという。『AutoRAI』では、前輪駆動の次期型「ES」が、欧州市場では後輪駆動のGSの後継となるだろうと伝えている。

参考までに米国における販売台数を見てみると、昨年はESが5万1,398台も売れているのに対し、GSはわずか7,773台だった。2016年のESが5万8,299台、GSは1万4,878台という数字と比べると、GSの販売が半分に落ち込んでいることが分かる。昨年8月にはアウディ「A6」メルセデス・ベンツ「Eクラス」と共にテスト走行する次期型ESの姿が目撃されており、飾り立てられたトヨタトヨタ「アバロン」より志の高いクルマになりそうな予感もある。だからといって、スポーティな後輪駆動のGSの代替がESに務まるとは思えないが、レクサスでGSを購入する顧客は、そんなことを気にしない人が多いのだろうか?

昨年10月、米国の自動車メディア『Car and Driver』は、トヨタのモータースポーツ活動やスポーツ・モデル開発を手掛けるブランド、TOYOTA GAZOO Racingが、レクサスの新型「GS F」に関わっていると伝えたが、それが現行モデルのアップデートなのか、それとも次世代型モデルのことなのかは不明だとしていた。

昨年6月にはレクサス・オーストラリアのピーター・マクレガー代表が、GSの廃止について反論している。販売会社はESとGSの両方を必要としていると思いますかと訊かれた同氏は、「販売会社は全ての主なセグメントにおいて、市場の需要を満たす全てのラインナップを必要としていると思います」と答えた。同氏はさらに、将来的な製品について語ることはできないことを明確にした上で、「次期型GSは、形式の上では依然として4ドア・セダンですが、エクステリアのスタイリングはリフトバックに近いルックスになると思います」とコメントした。

レクサスのファン・サイト「レクサス・エンスージアスト」のあるメンバーは、内部でコードネーム「300B」と呼ばれる次世代型GSが、"SOP(製造開始日) 2019年第2四半期"という日程と共に産業データベースに今でも表示されることに気付いた。現行モデルのGS Fに資金を投じてアップデートするのは、消える運命にあるセダンには意味のないことだろう。4ドア・クーペのようなスタイルの次期型GSは、本当に来年登場するのだろうか? レクサスが3万8,950ドル(約400万円)のESと、7万5,000ドル(約800万円)のLSの間の穴を埋める何かを必要とするという理由だけを考えても、その可能性は高いと思われる。

おそらく次期型GSは、2015年の東京モーターショーに出展された「LF-FC コンセプト」のデザイン言語を受け継ぐ姿で登場するだろう。昨年、トヨタのアドバンスド・デザインを統括する福市得雄氏は、「ある時点で、伝統的な、四角い、3ボックス型のセダンは姿を消すでしょう」と『Automotive News』に語っている。その"ある時点"が迫りつつあることは明らかだ。今年の終わり頃までには、何かが分かるだろう。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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