【NYオートショー2018】日産、フルモデルチェンジした新型「アルティマ」を発表! 可変圧縮比エンジンや4輪駆動も設定
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日産は「セダン・セグメントの活性化」という高尚なミッションを成し遂げるべく、フルモデルチェンジした6世代目となる新型「アルティマ」をニューヨーク国際オートショーで発表した。日産によると、クロスオーバーの「ローグ」が米国で日産の一番人気車となった時には、かつて最も売れていたアルティマの改革に向けた開発は既に始まっていたという。日産は米国における同社の販売台数1位から転落したアルティマのデザインとディテールを進化させ、世界の多くの市場で販売するグローバルカーにすることを決定。そのために新開発プラットフォームと2種類の新型エンジンを採用し、多くの先進技術を投入して、さらにアルティマ初となる4輪駆動モデルを設定した。


新型アルティマには「S」「SR」「SV」「SL」そして新しい「Platinum」という5段階のグレードが設定されている。全グレードに搭載される2.5リッター直列4気筒直噴エンジンは、従来のエンジンと比べて、部品の80%以上が新設計または改良されているという。主な変更は、直噴ガソリン・システム、吸排逆転エキゾーストマニフォールド一体型ヘッド、断熱性を高めた樹脂ポートインサート、可変タンブルコントロールバルブ、ミラーボアコーティング、可変容量オイルポンプ、e-VTC、クールドEGRなどの採用で、これらによって最高出力は179hpから188hpへ、最大トルクも240Nmから244Nmへ向上しながら、燃費の改善とクリーンな排ガスも実現したという。

The VC-Turbo changes its compression ratio seamlessly through an advanced multi-link system, continuously raising or lowering the pistons' reach to transform compression ratio – offering both power and efficiency on demand. A high compression ratio gives greater efficiency, but in certain applications poses the risk of premature combustion (knocking). A low compression ratio allows for greater power and torque and avoids knocking.
そしてSRおよびPlatinumグレードの前輪駆動モデルには、従来の3.5リッターV6エンジンに替わり、インフィニティ「QX50」で初めて搭載された2.0リッター直列4気筒可変圧縮比エンジン「VCターボ」も用意される。従来の3.5リッターV6と比べると、最高出力は270hpから248hpに減るが、最大トルクは340Nmから370Nmに増強(プレミアム・ガソリン使用)。ただし、QX50が1,600rpmから4,800rpmという幅広い回転域で最大トルク380Nmを発生するのに対し、アルティマの最大トルク発生回転数は4,000rpmとなっている。日産によると、この日本で生産されるVCターボ・エンジンは、高速道路走行時に10%以上の燃費向上が期待できるという。

どちらのエンジンも、トランスミッションは燃費向上のためにロックアップ領域を拡大したエクストロニックCVTが組み合わされ、SRグレードにはパドルシフトが備わる。

The all-new Altima takes its inspiration from the award-winning Nissan Vmotion 2.0 concept, which debuted at the 2017 North American International Auto Show in Detroit. Like the show car, the production Altima attracts immediate attention with its athletic stance and proportions – lower, wider and more dynamic than previous generations, thanks in part to new platform packaging and the use of two new low-profile engine designs.
エンジンは新型プラットフォームの低い位置に搭載され、これによって内外装のデザインも低重心のプロポーションを可能にしている。先代モデルと比べると、全長は1インチ(約25.4mm)長く、全幅は0.9インチ(約22.9mm)拡がり、全高は1.1インチ(約27.9mm)低くなった。ホイールベースは1.9インチ(約228.6mm)伸びたが、前後のオーバーハングが短くなった。ダーク・クローム仕上げが施されたVモーション・グリルに隣接するブーメラン状のヘッドライトはオプションでLEDも選択できる。ボンネットとカウルの位置を下げたことで、インストルメント・パネルもキャビンの低い位置に装備することが可能になり、室内は広々とした感じが強まった。フローティングルーフはブーメラン状のテールライトに連なり、車両後部にもVモーションのデザイン・テーマが反復されている。その他の上質感を高める装備として、LEDフォグライト、LEDターンシグナルを組み込んだヒーター付きサイドミラー、車室の高遮音性ガラスなどが採用されている。エクステリア・カラーには、光の当たる向きや明るさで色合いが変化する「スカーレットエンバーレッド」と、反射性顔料を用いた鮮やかな「サンセットドリフトオレンジ」の2色が新たに追加された。

The all-new Altima takes its inspiration from the award-winning Nissan Vmotion 2.0 concept, which debuted at the 2017 North American International Auto Show in Detroit. Like the show car, the production Altima attracts immediate attention with its athletic stance and proportions – lower, wider and more dynamic than previous generations, thanks in part to new platform packaging and the use of two new low-profile engine designs.
インテリアは、「グライディングウィング」デザインが水平の広がりを強調し、カラーや素材にも力が入っている。センターコンソールに装備された8インチのインフォテインメント・タッチスクリーンに加え、VCターボ・エンジン搭載車にはインストルメント・パネルに7インチの「アドバンストドライブアシストディスプレイ」を搭載。「ゼログラビティシート」は高密度フォームにより座り心地が向上し、運転席は8Wayのパワーシートが標準装備になったほか、4Wayの助手席もオプションで用意される。内装はクロスが標準で、カラーはチャコール、チャコールにオレンジのアクセント入り、ライトグレーの3タイプ。オートデュアルエアコンや"ハイテク風ウッドトリム"なるオプションも選べる。

The all-new Altima takes its inspiration from the award-winning Nissan Vmotion 2.0 concept, which debuted at the 2017 North American International Auto Show in Detroit. Like the show car, the production Altima attracts immediate attention with its athletic stance and proportions – lower, wider and more dynamic than previous generations, thanks in part to new platform packaging and the use of two new low-profile engine designs.
2.5リッター・エンジン搭載車の全グレードで選べる4輪駆動システム「インテリジェント4×4」は、路面や走行条件に合わせて、前後の駆動力配分を前100:後0から前50:後50まで可変する。サスペンションにはモノチューブリヤショックアブソーバーが採用され、 ジオメトリも最適化したという。操舵感を向上させノイズを低減した新しいデュアルピニオン電動パワーステアリング(DP-EPS)も採用された。Sグレードはホイールキャップ付き16インチ・ホイールが標準だが、その他のグレードは17インチのアロイ・ホイールを装着する。SRグレードはサスペンションとシャシーにスポーティなチューニングが施されている。2.0リッターVCターボ・エンジンを搭載するSRとPlatinumグレードは、アルティマ初の19インチ・ホイールを装着することも可能だ。


自動運転技術「プロパイロット」はSV、SL、Platinumグレードに標準装備。後退時の衝突防止を支援する「リアオートマチックブレーキ」や、道路脇に表示されている制限速度を検知する「トラフィックサインレコグイニション」などの新システムも初めて採用された。新しい「NissanConnect」サービスは無線によるアップデート、リアルタイムの道路情報の入手、スマートフォン・アプリを使った遠隔操作によるエンジンの始動/停止、ドアロック/解除が可能となっている。

新型アルティマは、米国ではVCターボを搭載したPlatinumグレードをベースとする限定モデルの注文受付が今夏初旬に開始され、今秋にディーラーで発売となる。それから数年間で各国の市場に導入される予定だ。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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