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スバルは28日に開幕したニューヨーク国際オートショーで、フルモデルチェンジした新型「フォレスター」(米国仕様)を発表した。

第5世代となるフォレスターは、現行型「インプレッサ」から導入された「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、コンパクトSUVクラスでトップレベルの衝突安全性能と危険回避性能、ドライバーの意志に忠実なハンドリングに快適な乗り心地を実現したという。


ボディのサイズは、全長4,625mm × 全幅1,815mm × 全高1,730mm(ルーフレールを除くと1,715mm)と、先代より15mm長く20mmワイドになった。ホイールベースも30mm伸びて2,670mmとなっている。これによって乗員同士の距離や後部座席の足元スペースが拡がったという。後部座席用ドアは開度と開口部、Cピラーの形状を最適化することで乗降性も向上した。最小回転半径は0.1mだけ大きく5.4mとなっている。


スバル共通のデザインフィロソフィー"DYNAMIC x SOLID"に基づいて、SUVらしい存在感、力強さ、機能性を表現したというエクステリアは、新型フォレスター専用の新色「ジャスパーグリーン・メタリック」をはじめ全9色のボディ・カラーから選択できる。LEDヘッドライトは(少なくとも米国仕様は)全車標準装備。


新たに加わったスポーティ仕様の「フォレスター スポーツ」は、クロームに替えてグロスブラックで縁取られたグリルや、ブラック塗装の18インチ・ホイール、ブラックにオレンジ色のアクセントを効かせたアンダーガードやルーフレールが装着される。インテリアもブラックとダーク・グレーを基調に、オレンジのステッチやセンターコンソールなどが組み合わされている。

運転席には、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知する機能に加え、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整する乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」をスバル初採用。ドライバーを「見守る」と同時に「おもてなし」する。きめ細やかな空調設定や乗員数に応じた空調作動が可能な空調インターフェイスもスバルで初めて採用されている。ディスプレイが従来の7インチから8インチに拡大したインフォテインメント/ナビゲーションは「Apple CarPlay」とAndroid Auto」の双方に対応。大幅に進化したテレマティクス・システムによって、Wi-Fi hotspotやリモートエンジンスタートなどの機能も可能となった。インテリア・カラーはブラウンをはじめ4色が設定されている。


荷室はミッドサイズSUVを超える最大1300mmの開口幅と、スクエアな形状のスペースによって積載性も大幅に向上。荷室空間に影響しない駆動ユニット一体の新型パワーリアゲートを採用し、さらにこのリアゲートの自動開閉操作から車両の施錠までを連続して行うことができる新しいロックシステムもスバルで初めて採用されている。


米国仕様に用意される新開発の2.5リッター水平対向4気筒直噴「FA25」エンジンは、従来の2.5リッター・エンジンから約90%の部品が刷新されたという。直噴化することで環境性能を高めつつ、最高出力は先代の170hp/5,800rpmから182hp/5,800rpmに、最大トルクも174lb-ft(24.0kgm)/4,100rpmから176lb-ft(24.3kgm)/4,400rpmに向上している。これに組み合わされるトランスミッションは、パドルシフトによる7速マニュアル・モードを(グレードによって)備えた「リニアトロニック」CVT。もちろんスバル独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」が全車に搭載され、滑りやすい路面等でエンジン、トランスミッション、ブレーキをコントロールする「X-MODE」は最適化することでさらに悪路走破性が高められているという。また、フォレスター スポーツの「SI-DRIVE」システムでは、「I(インテリジェント)モード」と「S(スポーツ)モード」に加え、さらにスポーティな加速とダイレクトなシフトチェンジが楽しめる「S#(スポーツシャープ)モード」も用意されている。米国基準の燃費は高速走行が先代の32mpg(13.6km/L)から33mpg(14.0km/L)に改善された(新型の燃費は車内測定値)。



クロスオーバー方面は「XV」に任せ、SUVらしさを強調したフォレスターのコンセプトはこれまで通り。エクステリアは一見するとプラットフォームまで変わったとは思えないほど、従来型の踏襲路線というか正常進化型だが、乗ると一番違いが分かるのは現行型のオーナーかもしれない。今回発表された米国仕様のドライブトレインは、エンジンもトランスミッションも一種類のみだが、噂では遅れてトヨタから技術供与を受けたプラグイン・ハイブリッドが追加されるとも言われている。そんな話も含め、日本向けモデルの仕様が気になるところ。米国では今年の秋に2019年モデルとして発売される予定だ。




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