BMW、メルセデス・ベンツに続いて2019年は北米国際オートショー出展を見送り ポルシェもマツダもジャガー・ランドローバーも不参加
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メルセデス・ベンツが2019年の北米国際オートショー参加しないと報じられてから6週間後、BMWも同じ道を選んだ。ミュンヘンの自動車メーカーは、自動車メディア『Automotive News』に「この決定は、BMWグループが各地の展示会やイベントへの出展を定期的に調査して下したものです。一方でそれらに代わる他の形態や形式を探っています。全体的な目的は、私たちのアイデアや未来のモビリティに関するプランを最善の方法で伝えること、そして我社の製品やテクノロジー、イノベーションを最大限にご覧いただけるようにすることです」と述べている。

BMWグループは、今年の北米国際オートショーに半分参加し、半分参加しなかったようなものだ。BMWは市販モデルの新型「X2」およびアップデートされた「i8」を発表したが、本当は「X7 iPerformance」も出展したかったらしい。しかし、このコンセプトカーはデトロイトに輸送中にダメージを受けてしまったと言われているロールス・ロイスは北米国際オートショー開幕前夜に行われた「ギャラリー」と呼ばれるイベントで新型「ファントム」を公開した。MINIは参加しなかった。

迷っているのはBMWだけではない。かつては米国を代表するモーターショーとして知られていた北米国際オートショーだが、現在は参加を見送るメーカーが増えており、それはこのデトロイトで行われるオートショーが次第に終焉を迎えつつあることを露呈させている。ジャガーランドローバーマツダ三菱ポルシェ、そしてボルボが、今年の北米国際オートショーに参加せず、いつ復帰するのか分かっていない。アストンマーティンベントレーフェラーリ、そして前述のポルシェはオートショー会場にクルマをディスプレイしなかったが、ギャラリーで披露した。ランボルギーニも同じ場所で「ウルス」を米国初公開した。アルファ ロメオアウディクライスラー、そしてダッジは、クルマを展示したものの記者会見は行わなかった。キャデラックは新型車の発表は行わず、同社の本社があるニューヨーク国際オートショーに注力するつもりだ。

北米国際オートショーの主催者であるデトロイト・オートディーラーズ・アソシエーション(DADA)は、時代の流れに逆らうためのアイディアをいくつか持っている。その基本的なものは、新たなショーへフォーカスすること、そして開催時期を秋へ移行することだ。大金のかかる自動車ショーの代わりに、製品やテクノロジーに重点を置くショーに転換することを検討しているのだ。すでに北米国際自動車ショーは、未来のモビリティに焦点を当てた特別展示「AutoMobili-D」で、技術的な方向へ小さな動きを起こしている。低予算のショーを秋に開催することの将来的なメリットは、CES(国際家電ショー)との対立も避けられるし、そしてはるかに気候の良い時期に開催できることだ。ディーラー団体は来月、企画案に投票する必要がある。承認されれば、2020年から北米国際オートショーは大きく変わることになるだろう。反対意見として懸念されるのは、パリやフランクフルト、ロサンゼルスなど他のモーターショーがすでにその季節に開催されていることだ。

DADAは何らかの改善策を見出そうとしている。デトロイト市はDADAからの要請で、4年前に2億7,900万ドル(約295億円)もの費用を投じて北米国際オートショー会場のコボ・センターを改修工事した。毎年世界の60カ国から5,000人以上のメディアと、2,000以上の企業から2万3,000人もの来場者が訪れる。地域に数億ドルに上る経済効果をもたらすのだ。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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