米カリフォルニア州マウンテンビューで、テスラModel Xが国道101号線で中央分離帯に激突し、近くを走行中の自動車2台を巻き込む事故を起こしました。Model Xは車体前半部が粉砕されたうえバッテリーから出火、ドライバーは死亡する大惨事となっています。

この事故の原因としてテスラの半自動運転機能"Autopilot"が関係しているかは、記事執筆時点では明らかにされていません。またバッテリーの破損や爆発が車両の破損に影響したのかもまだ確定した事実はありませんが、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールはバッテリーの爆発が事故を大きくしたとの見方を示しています。また事故の目撃者は、その瞬間に大きな火の玉が発生したと証言しています。

Model Xの酷い破損の状況がバッテリーなのか他との激突によるものなのかにかかわらず、このような大事故が起こったことで自動車安全性能におけるEVの未知の部分、また現段階での(半)自動運転機能の不確実性がクローズアップされることは免れません。原因がはっきりするまでは、自動運転システムが人と同じように事故を引き起こした可能性が残されています。



米ABCニュースのカメラマンによるツイート画像からは、炎上した車両のフロア下部分に細かい円筒状のバッテリーセルが詰め込まれているのがわかります。またElectrekなどは現場に呼ばれたテスラの技術者がバッテリーを取り外す際に、消防士の手を借りていたと報じられます。技術者によると、破損し出火したバッテリーはまだ電気を帯びていたり出火する可能性があるため、大量の水をかけ続けて鎮火・冷却し、その後も少なくとも1時間は再び発熱してこないかを監視する必要があるとのこと。



そういえば、Amazonプライム・ビデオの自動車番組「グランド・ツアー」でリチャード・ハモンドが大クラッシュをしたときも、電気スーパースポーツカーのRimac Concept Oneが激しく炎上していました。いくら燃料を積んでいないとはいえ、EVのバッテリーもガソリン同様にエネルギーの塊であることに違いはありません。EVオーナーは、もし激しい事故を起こしたときは、ガソリン車と同様に出火の恐れがあることを理解しておく必要がありそうです。


By Munenori Taniguchi

※この記事はEngadget日本版から許可を得て転載しました。