2016年末、ミシガン州オーバーンヒルズにあるウォルター・P・クライスラー博物館は、マセラティの米国法人本部を置くため歴史的価値のある車両を撤去した。博物館自体は2012年に一度閉館となっていたが、2016年6月には隔週の週末のみ開館する形で厳選された車両が展示されていた。博物館から撤去された後も同社の400台に及ぶコレクションは失われたわけではなく、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)はそれらの車両を保管・展示する新たな施設の開設を発表した。その場所は、デトロイトの8マイル・ロードに近い、かつてダッジ「ヴァイパー」が製造されていたコナー・アベニュー組み立て工場だ。

工場の建物は、1966年にチャンピオン社のスパークプラグ工場として建設されたもので、ヴァイパーの生産終了に伴い昨年8月末に稼働を終了した。そのフロア面積は3万7,000平方メートル近くに上る。そのうち7,150平方メートルは所蔵車の中から85台を展示するスペースとして使われ、2,000平方メートルはミーティング用のスペースに、そして残り部分は展示されていない車両を保管するバックヤードとなる。FCAは、この施設を将来的に一般公開する予定としているが、詳しい日程は発表されていない。現時点で最も重要なことは、街にクルマを散在させるのではなく、1つの屋根の下に集めておくことだろう。

コナー・アベニュー工場は閉鎖された際に、ヴァイパーや「プロウラー」の製造に関連した記念の品が回収された。そのうちの一部はFCAに保管されるが、サイン入りのボンネットなど多くの品は、4月13日までチャリティを目的としたオークションに出品される。出品アイテムの全リストはこちらからご覧いただける



By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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