有料道路を258km/hで飛ばしていたダッジ「チャレンジャー ヘルキャット」が捕まる
大きな魚を釣り上げたら、それを世に知らしめたいと思うのが人情だ。米国インディアナ州警察(ISP)もそう思ったのではないだろうか。なにしろ今回検挙したのは160mph(約258km/h)超でかっ飛ばしていた707馬力のマッスルカーだったのである。ISPは今回の"獲物"に相当鼻息を荒げているようで、プレスリリースのタイトルを「160mphで疾走していたヘルキャットをインディアナ有料道路で飼いならす」とつけたほどなのだ。このダッジ「チャレンジャー SRT ヘルキャット」のドライバーは逮捕時の警官に「メリーランドへ行くところだった」と言ったそうである。

同警察のダスティン・エッガート巡査が、この有料道路で立ち往生していたドライバーの援助を終えた午後7時ごろ、本線に合流した際に制限速度70mph(約113km/h)を明らかに超えて走り去る「ヘルキャット」を目撃した。ウインカーも出さずに車線変更しながら、走行車線を走るクルマの間をすり抜けて行く。映画『トランザム7000』でいえば、"バンディット"を追跡する"ジャスティス保安官"役となったエッガート巡査だが、映画のストーリーと同様に追いつくことができない。ISPがパトカーとして使用しているダッジ「チャージャー」は150mph(約241km/h)でリミッターが作動してしまうため、ヘルキャットをみすみす逃してしまう。

エッガート巡査はこの"赤い悪魔"の検挙に向けて応援を要請したが、他の部隊が到着する前に思わぬ助っ人が登場する。追跡開始から11マイルほど(約18km)の地点で、2車線の有料道路を並走していた2台のセミトレーラーに行く手を阻まれ、ヘルキャットはあえなく御用となったのだ。危険運転で逮捕されたのはウィスコンシン州レイク・ジェニーバ在住のJ・ヘスス・ドゥラン・サンドバ(38)。取り調べに対し、160mph超で走行していたことを認めたが、そこで「メリーランドに行くところだった」と取り繕ったのだ。現場からメリーランドまでは500マイル(約805km)以上の距離があるのだが、これがいわゆる「いけしゃあしゃあ」というヤツだろう。しかも、運転免許は失効していたのである。

ラポルテ郡刑務所に送られたサンドバルには、保釈金505ドル(約5.3万円)が設定され、4月2日に裁判所へ出廷するよう命じられた。ISPによると、同州有料道路では過去2週間の間に130mph(約209km/h)超のスピードで走行して検挙されたのはこれが2例目だという。また過去1年間にスピード違反のヘルキャットを検挙したのも2度目だそうだ。昨年4月に158mph(約254km/h)で飛ばしていて捕まったドライバーは「同乗している友達にそのスピードをちょっと体感してもらっていた」と説明したそうだ。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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