マツダ、鉛バッテリーに代わるエンジン始動用12Vリチウムイオン・バッテリーの共同開発を発表
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多くの自動車メーカーは燃費の向上を追求するため、どんなにわずかな利点でも、あらゆる可能性を模索している。それはアクティブグリルシャッターから、48V電装システムを使ったマイルド・ハイブリッドなど、クルマのあちこちに見ることができる。マツダは12Vのエンジン始動用バッテリーに注目し、潜在的効率向上を図るようだ。

マツダは従来の鉛バッテリーに替わり、主流モデルに搭載するリチウムイオン・バッテリーの開発において、エリーパワー株式会社と宇部興産株式会社の2社と共同開発契約を締結したと発表。2021年までに実用化を目指すという。その利点は、12Vリチウムイオン・バッテリーが鉛バッテリーよりも小型かつ軽量であることだ。車重が軽くなれば消費燃料の削減につながり、さらに加速やハンドリングも向上する。だから、ロータスポルシェのような自動車メーカーは、軽量化したスポーツカーに12Vリチウムイオン・バッテリーをオプションとして設定するのだ。

これらのリチウムイオン・バッテリーの潜在的な欠点と言えば、コストの増加だろう。街のカー用品店では、鉛バッテリーは大体100~150ドル(約1~1.6万円)ほどで買える。AGMバッテリーなら200ドル(約2万1,000円)から300ドル(約3万2,000円)くらいするかもしれない。そしてリチウムイオン・バッテリーに関して言うと、ロータス2016年に「エヴォーラ400」で設定したオプション価格は1,690ドル(約18万円)となっている。つまり、鉛バッテリーの代わりにリチウムイオン・バッテリーを採用することで、マツダ車の価格が上がる可能性もあるということだ。だが、それを極力抑えるために3社がそれぞれ強みを活かし、共同開発を行うということだろう。期待しよう。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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