アウディ、新型「A8」が最後の12気筒エンジン搭載車に
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アウディが17年にわたり販売してきた「A8 W12」が姿を消すことになりそうだ。米国の自動車雑誌『Car and Driver』によれば、先日「R8」の生産終了を示唆した同社技術開発担当取締役ペーター・メルテンス氏は、同じくジュネーブ・モーターショーの場で、新型「A8」がアウディの「最後の12気筒エンジン搭載車になる」と明かしたというのだ。

日本にもロングホイールベースの「A8L」に搭載して販売されてきたアウディの自然吸気W12気筒エンジンは、6,298ccの排気量から最高出力500psと最大トルク625Nmを発生する。また、日本や米国では販売されなかったが、先代「Q7」には最高出力が同じく500ps、最大トルクはなんと1000Nmを発揮するV型12気筒ディーゼルターボも設定されていた。

新型A8にはベントレーの6.0リッターW12ツインターボ・エンジンが搭載され、先代を上回る最高出力585psと最大トルク850Nmを発生する。

アウディを含むフォルクスワーゲン・グループは最近、従来車種の生産終了を次々と決定している。フォルクスワーゲンの「ザ ビートル」、アウディの「R8」、そして今回のA8 W12は後継モデルの予定がなく、遠からず姿を消す予定だ。内外の要因を考えると、今後さらに多くのモデルがこの流れに続くことが予想される。フォルクスワーゲン・グループは、アウディ「e-tron GT」のような華やかな電気自動車の開発に投資するだけでなく、実走行時のCO2排出量目標と、排出ガス・燃費のテスト方法の新しい国際基準「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)」に対応する必要に迫られている。売れ行きの鈍いクルマはフラッグシップ・モデルでさえも廃止をためらっている時間はないのだ。なお、『Car and Driver』によれば、間もなく発売されるV6ツインターボを搭載したR8が、現行のV10エンジン搭載モデルよりも支持されるようなら、V10エンジンはW12エンジンより廃止される可能性もあるという。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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