最近のクルマのシートで最も多いのは、表皮に布地を張ったファブリック・シートだろう。車内用の合成繊維には様々な工夫が凝らされ、昔のビニール・レザーに比べたら快適性も耐久性も上がっているが、布地に汚れが付着することはどうしても避けられない。特に明るい色の内装では汚れが非常に目立つので、そのまま放っていくわけにはいかないはず。クルマをキレイするコツをその道のプロが伝授するビデオ・シリーズ『Autoblog Details』から、今回はそんなファブリック・シートの汚れを手早く、効果的に落とす方法をご紹介しよう。


必要な道具はこちら

布シート用クリーナー
インテリア用ブラシ
・スクラブパッド
マイクロファイバータオル

まずはシートの表面に掃除機をかけて、繊維や縫い目の間に残っているゴミや埃を取り除こう。特に座面のクッションの間は手で広げ、掃除機のノズルをその上から動かして、隠れた汚れも吸い取っておく。




次に布シート用のクリーナーを軽くスプレーするのだが、ありがちな間違いとしてはここで多用途クリーナーを使わないことだ。必ず布シート専用のクリーナーを選ぼう。



車内のシートやカーペットをきれいにするコツは、液状クリーナーを吹き付け過ぎないことだ。キレイにしたい表皮の部分だけを湿らせるようにして、できるだけ内部のクッションまで濡らしてしまわないようにする。内部まで液体が染み込んでしまうとなかなか乾燥せず、カビや臭いを発生させる原因になるからだ。一度に広範囲にクリーナーを吹き付けず、狭い範囲ごとに少しずつ作業するようにしよう。


クリーナーを4~5回吹き付けたら、乾いたり内部に浸透してしまう前に手早く、柔らかい内装用のブラシで擦って汚れを表面から浮き立たせる。毛が硬いブラシは布地を傷めるので絶対に使わないこと。それでも繊維を引っ掻き過ぎないように、力の入れ具合には注意しよう。



ブラシで掻き出した汚れをクリーナーの泡が包み込んだら、乾いて汚れが再び付着してしまう前に、すぐにきれいなマイクロファイバータオルで拭き取る。シートの汚れが全て落ちるまで、この作業を繰り返そう。



頑固な染みや汚れにはインテリア用のスクラブパッドを使うと効果的だが、くれぐれも布地を傷めないように気をつけよう。軽く、あるいは少し力を入れるだけで十分だ。



汚れが落ち、黒ずんでいた内装の色が元の明るい色に戻ったら、作業した範囲にもう一度掃除をかけて、隙間や布に残った水気を吸い取っておく。そして最後にもう1つご注意を。くれぐれもシートがちゃんと乾く前に運転しようと思わないこと。出先で恥をかくことになる。


クルマ磨きのプロ、ラリー・コシラが愛車をキレイにするコツを教える『Autoblog Details』。次回もお楽しみに。



■関連記事
・【ビデオ】プロが教える、手早く15分でクルマを洗う方法
・【ビデオ】プロが教える、クルマのボディを輝かせて保護するワックス掛けのコツ
・【ビデオ】プロが教える、車内の嫌な臭いを手早く退治する3つのコツ
・【ビデオ】プロが教える、愛車についた深い傷を補修する方法