マクラーレンが開発中の新型3人乗りハイパーカー、名称は「マクラーレン GT」に!?
Related Gallery:McLaren Ultimate Series BP23

マクラーレン・オートモーティブは昨年、「マクラーレン GT」という名称の商標登録を米国と英国で申請した。そして今月7日、米国特許商標庁(USPTO)がこれを受理している。この名称が2019年に登場するマクラーレン「アルティメット・シリーズ」の新型車、コードネーム「BP23」として開発が続けられている3人乗りハイパーカーの正式名称に使われるのかどうか、気になるところだ。マクラーレンはプレスリリースで、このクルマを「世界で初となるハイパー GT」と呼んでいる。

しかし、この結び付きが現実になるには2つの問題がある。まず1つ目の小さな問題は、英国の自動車メディア『AUTOCAR』が報じているように、マクラーレンのマイク・フルーウィットCEOは同社のアルティメット・シリーズに一般的な名称を付けることを望んでおり、「英数字で表されるものでない方がいい」と述べたというのだ。この考え方を裏付けるように、同氏の元から最近登場したアルティメット・シリーズの新型車には「セナ」とい名称が与えられた。もちろん、「GT」も単なる"英数字"ではなく一般的な車名と考えることはできるだろう。ただ、セナに続く名称としては、非常に味気ないものに感じてしまう。しかも、その新モデルが、伝説的なスーパー・ロードカー「マクラーレン F1」の最高速度391km/hを上回るほどのクルマになるというのだからなおさらだ。

そして2つ目のさらに深刻な問題は、この商標の目的として記述された次の一節に現れている。「自動車に特化した小売店のサービス全般」。つまり、一般的な市販モデルの商標目的とは違うことを意味しているのだ。マクラーレンの「P1」や「650S」、「MP4-12Cスパイダー」、「スパイダー」、「ロングテール」などの商標申請は全て「陸上用原動機付き車両、すなわち自動車とその構成部品」を対象としている。一方の「マクラーレン GT」という商標は、同社のクルマを販売する店舗やサービスとして使用されると受け取ることができる。例えば、「ジャガー・レーシング」もクルマを販売する店舗の商標として申請されているし、「マクラーレン・クォリファイド」という商標は「中古車に特化した小売店のサービス全般」に適用される。ということはおそらく、今回申請された商標は将来の新たなディーラー展開やブランド再構築のために使われると見ることができる。あるいは特に具体的な目的はないのかもしれない。ご存知のように商標申請とは得てしてそういうものだからだ。

それでは、マクラーレンの新型ハイパーカーの名称は「マクラーレンGT」にならないのだろうか? いや、そうとも言い切れない。いずれにせよ、その判断を下すには、もっと強力な裏付けとなる手掛かりが必要だ。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

■関連記事
マクラーレン、開発が続いている3人乗りスーパーカーの写真を公開

マクラーレンのフルイットCEO、間もなく登場する新型3シーター・スーパーカーについて語る

【ビデオ】「マクラーレン F1」が当時の市販車最高速度記録を樹立した時の走行映像!

■関連動画