リマックが発表した1,900馬力の新型電動スーパーカー「C_Two」は、「リチャード・ハモンド対策」も万全!
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1,000馬力を超えるスーパーカーを運転中に崖から転落したにも関わらず、膝の骨を折った程度で済んだというのは、不運というよりも幸運だったと言うべきだろう。これは英国BBC『トップギア』の元司会者で、現在はAmazonプライム・ビデオ『グランド・ツアー』のプレゼンターを務めるリチャード・ハモンド身に起こったことである。彼は昨年6月、スイスで行われたヒルクライムにリマック・アウトモビリの「コンセプト_ワン」で出場し、とんでもない目に遭ってしまったのだ。

最高出力1,200hpを誇るクロアチア製の電動スーパーカーは、カーブを曲がり切れずに道から逸れ丘を転落して炎上し、高価な炭の塊と化してしまった。幸いハモンドは出火する前に脱出して膝の骨を折ったものの重傷は免れている。


この事故を題材にしたダークなユーモアが少しばかり盛り込まれているのが、現在開催中のジュネーブ・モーターショーでリマックが発表した最新の完全電動ハイパーカー「C_Two」だ。その最高出力は1,900馬力を超え、同社のストップウォッチでは0-60mph(約96.6km/h)まで1.85秒しかかからなかったという。念のために記しておくと、このタイムはブガッティ「シロン」の記録より0.45秒も速い。ただし、最高速度は"たったの"412km/hなので、電子制御で最高速度を420km/hに制限しているデカくてヤバいブガッティが、依然として新参者のEVの上に君臨する。


リマックは乗員の安全性を考え、つまりハモンドと同じような事故に遭った場合に備えて、この新型車のリア・ウィンドウ下に小型の消火器を装備した。しかも、この消火器を固定する革ベルトには「ヒルクライム時には消火せよ」と書かれているのだ。

数億円もするクルマをテレビ番組の司会者に黒焦げにされたリマックだが、なかなか(少々ひねりが効いているものの)ユーモアのセンスがあるように見受けられる。この件についてハモンドは「ついにクルマの設計に影響を及ぼすような存在になれて鼻が高い」と語ったというから、こちらも負けていない。


By NICK KURCZEWSKI
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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