【ジュネーブモーターショー2018】ヒュンダイ、将来的なデザインの方向性を示すコンセプト「Le Fil Rouge」(赤い糸)を公開
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ヒュンダイは、現在開催中のジュネーブ・モーターショーで「Le Fil Rouge(ル・フィル・ルージュ)」と呼ばれるコンセプトカーを発表した。フランス語の"赤い糸"という車名は、"共通の要素"という意味もあるという。名前は聞きなれない言葉だが、このクルマは同社の将来的なデザインの方向性を象徴する重要な存在だ。つまり車名が表す通り、このコンセプトカーに見られるデザイン要素は、同社が今後発表するセダンからハッチバック、クロスオーバーに至る全てのクルマに適用されることになる。ヒュンダイはまた、このコンセプトが過去のデザインを元に製作されており、1974年の「クーペ コンセプト」を"再解釈"したものであると説明している。


1974年にジウジアーロによってデザインされたクーペとの関連性はともかく、Le Fil Rougeがとてもハンサムなセダンであることは確かなので、将来ヒュンダイから発売されるクルマも素敵なデザインになることが期待できる。そんな"共通の要素"を表現したことに加え、ヒュンダイはこのコンセプトカーのテーマを"官能的なスポーティさ"と表現している。翻訳するとつまり、車高が低く、曲線が美しいクーペのようなフォルムを持つセダンということだろう。フロントはノーズが低く、ヒュンダイの象徴的なカスケード・グリルの巨大なバージョンがその場所の大部分を占有している。アストンマーティンが発表した新しい「ラゴンダ」を少しだけ思わせる。このグリルにヘッドライトも統合されているようだ。このデザインは一般的なラジエター・グリルと大型ヘッドライトにも、あるいはグリルが閉じた電気自動車のモチーフにも、簡単に転用可能だろう。


この低くワイドなグリルの上から縦長のボンネットとフロント・フェンダーが広がり、クラシックな後輪駆動のプロポーションを描いている。ボンネットの中央には2ヶ所に大きな切り込みが入り、それが流麗なフォルムにアグレッシブさ加えている。光沢のある金属のアクセントが2本、サイドに伸びてウインドウの後端で折り返し、ボンネットへ戻りながらサイドウィンドウを囲む。その下には、ヘッドライトの延長線上からテールライトが組み込まれていると思われるリアエンドまでつなぐ大胆なキャラクターラインも見られる。ルーフはファストバック・スタイルで、トランクリッド後端に向かって下降するラインを描く。リア・ウィンドウは両脇が膨らんだダブルバブルと呼ばれる形状だ。クールなラインと曲線を持つエレガントで有機的なスタイルのクルマだが、これらの特徴がどのように量産車に反映されるのか、実に興味深い。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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