【ジュネーブモーターショー2018】F1マシンを除けばサーキットで最速のマクラーレン! 「セナ GTR」は1億5,000万円で75台限定
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マクラーレンは大胆な主張とともに「セナ GTR コンセプト」をジュネーブ・モーターショーで発表した。100万ポンド(約1億5,000万円)という価格で限定販売されるこのスーパーカーは、同社のエンブレムを付けたクルマの中ではF1マシンを除けばサーキットで最速だという。これは大きなニュースだ。フェラーリやランボルギーニを目指すこの英国の自動車メーカーには、既に「マクラーレン F1 GTR」や「マクラーレン P1 GTR」という伝説的なクルマを送り出した歴史があるからだ。

このセナ GTRは、最近発表と同時に完売した公道走行可能なスーパーカー「セナ」をベースにしたサーキット専用モデルで、さらなるパワーとエアロダイナミクス、そして希少性が高められている。4.0リッターV8ツインターボ・エンジンの最高出力は公道仕様の800psから「少なくとも825psに増大」しているとマクラーレンは公言する。


巨大なリア・ディフューザー、そびえ立つスポイラー、雪掻きができそうなフロント・スプリッターは、どれも見せかけではない。よりワイドに、よりシンプルになったカーボンファイバー製ボディワークと共に、最大1,000kgものダウンファースを発生するという。フェンダーをはじめとするボディのコンポーネントはクリップオン式で装着されており、簡単に交換可能だ。サーキット走行用にデザインされた新しい11スポークの軽量アロイ・ホイールも装着。乾燥重量はロードカーのセナから変わらず、1,198kgに抑えられている。

マクラーレンのプレスリリースによると、これらの増大したパワーとダウンフォースに加え、改良されたダブル・ウィッシュボーン式サスペンション、ピレリのレーシング・スリック・タイヤ、レース用トランスミッションが組み合わされたセナ GTRは、「F1マシンを除くマクラーレンで最速のラップタイムを記録した」という。しかし、大ニュースになるようなこの主張は、それほど長く続かないだろう。マクラーレンが今後も引き続き、新たなハイパーカーを世に送り出そうと、現在も開発を続けていることは間違いないからだ。


マクラーレン・オートモーティブのマイク・フルーウィットCEOは「サーキットで優れたパフォーマンスを発揮するのが、マクラーレン・ブランドの伝統の根幹であり、今日に至るまで、その事を重要視する姿勢に変わりはありません。サーキット専用のマクラーレン セナ GTRは、公道仕様のマクラーレン セナに比べてパワー、グリップ、ダウンフォースが向上しており、ダウンフォースは最大で1,000kgにも達し、マクラーレン史上最速のラップタイムも記録しています。このマシンを手に入れることのできるごく少数のお客様は、サーキットのグリッドに実際に並ばなくても、レースカーで得られる最上の経験を得ることができるのです」と語っている。

ただし、サーキットで最速のマクラーレンは、公道を走ることは許されない。それでも構わないと、100万ポンドの大金を払うつもりがあっても、手に入れられる人は75人だけ。なお、当然ながらこの金額に、プライベート・サーキットの建設費用は含まれていない。


By NICK KURCZEWSKI
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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