ヒュンダイ、BMW M部門から3人目となる役員をNディビジョンに迎えたと発表
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ヒュンダイは、同社のハイパフォーマンス部門であるNディビジョンに、BMW Mから3人目となる役員を迎えると発表した。同社は3月1日にハイパフォーマンス・ビークル・アンド・モータースポーツ・ディビジョンを新設し、31年間BMWに勤務したトーマス・シュミエラ氏がその指揮を執ることになる。シュミエラ氏の役割は「新部門における戦略、製品化計画、セールス、マーケティングを監督すること」だという。同氏はヒュンダイ・モータースポーツが実戦で得たノウハウをNディビジョンで開発する高性能ロードカーに反映させ、ブランドを高めることに力を注ぐことになる。

シュミエラ氏は、BMW Mでも同氏の上司であったアルバート・ビーアマン氏の下で業務に従事する。ビーアマン氏は2015年にヒュンダイがBMW Mから最初に招いた役員で、続いてBMWで「7シリーズ」、「X」シリーズ、「M」モデルのプラットフォーム開発を担当したフェイズ・アブドゥル・ラーマン氏を「ジェネシス」ブランドに就任させた。ラーマン氏はBMWを離れるまで、Mイクイップメント、Mスポーツ・パッケージ、BMWインディビジュアルの責任者を務めていた。同氏はジェネシス・アーキテクチャー・ディベロップメントの副社長として多忙を極めていると思われるが、我々はヒュンダイが今年後半の発売に向けて、BMWの「Mスポーツ」やアウディの「Sライン」のような、"Nスポーツ"とでも言うべきミドル・レンジのパフォーマンス・モデルとアイテムを開発するという計画を耳にしたので、ラーマン氏はこれに間違いなく力を添えるだろう。

自動車メーカーにおける標準モデルとスペシャルな高性能モデルの製品企画に関しては、シュミエラ氏の才能はお墨付きだ。副社長として中国国内のセールスとディーラー開発を担当していた同氏は、2005年から2008年までの4年間で中国におけるBMWとM部門のセールスを4倍に導いた経験を持つ。シュミエラ氏はBMW MとBMWインディビジュアルの北米地域責任者として、BMWにおける経歴を締め括った。

現在販売されているNモデルは1車種のみだが、今後の予定は既に決まっており、ヒュンダイはあらゆるチャンスを掴むために時間と費用を費やす準備が出来ているようだ。

一方、M部門の優秀な人材を続けて引き抜かれたBMWにとっては頭が痛い問題だろう。BMWのInstagramの公式アカウントに、ヒュンダイから「いいね!」が付けられていたが、果たしてBMWもヒュンダイに対して同じ気持ちを持っているだろうか。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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