ジャガー、同社初の市販電気自動車「I-Pace」を発表! 前後に搭載された2基のモーターが4輪を駆動
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長らく待たされてきたが、ついにその日がやってきた。ジャガーによる完全電気自動車クロスオーバー「I-Pace」の市販モデルが正式に公開されたのだ。もし、既にどこかで見た覚えがあるような気がするとしたら、それは2016年にコンセプトカーとして発表されて以来、ニュルブルクリンクをはじめとする各地でテストされている姿を目にしてきたからだろう。我々はさらに、電動レーシングカーによる選手権、フォーミュラEのサポート・レースとして使用される「I-Pace eTrophy」と呼ばれるホットなバージョンも見てきた。ジュネーブ・モーターショーで予定されている一般公開に先駆け、ジャガーが公開したI-Paceの公式画像を見ても、だから特に驚きはなかった。コンセプトカーに忠実に市販モデル化されていたからだ。



この電動ジャガーは、前後アクスルに1基ずつ搭載された電気モーターが最高出力400ps、最大トルク696Nmを発揮して4輪を駆動し、0-100km/hまで4.8秒で加速する。回生ブレーキの設定はハイとローに切り替え可能で、ドライバーはトラディショナルな運転感覚か、または主にアクセル・ペダルの操作だけで加速と減速を済ませるワンペダル・ドライブを選ぶことができる。

12/09/17
航続距離480kmを可能にした90kWhのリチウムイオン・バッテリーは、前後アクスル間の低い位置に搭載され、低重心と前後50対50の理想的な重量バランスを実現した。このバッテリー・パックは、DC100kWの急速充電を使えば、わずか40分で0%から80%まで充電できるという。

前ダブルウィッシュボーン式、後インテグラル・リンク式のサスペンションには、オプションでエアサスペンションとコンフィギュアラブル・アダプティブ・ダイナミクスが用意されており、ハンドリングと乗り心地をさらに向上させることもできる。高速巡航時には車高を下げて空気抵抗を低減させる。


I-Paceには、ランドローバー「レンジローバー ヴェラール」と同じ「Touch Pro Duo」インフォテインメント・システムが搭載されている。専用のナビゲーション・システムは、目的地までの経路の地形と過去の走行履歴から得た運転スタイルなどを分析し、高精度で個別の航続距離や充電状態を算出して、安心して運転できる環境を提供するという。さらに「Amazon Alexa」も装備され、ジャガーの「InControl Remote」アプリに保存された情報を「Alexa」が組み込まれたデバイスに尋ねることができる。例えば「クルマのカギはかかっている?」「充電レベルはどのぐらい?」「今の充電レベルで、会社まで走れる?」と訊けばAlexaが教えてくれるのだ。ソフトウェアを最新のものに保つため、ジャガーで初めて無線によるアップデートも採用された。

欧州では既に受注が開始されており、納車は7月からになる予定。英国での販売価格は、税別6万3,495ポンド(約930万円)からとなっている。


I-Paceはこれから発売されるモデルの先駆け的存在だ。昨年、ジャガー・ランドローバーは2020年までに全ての新型車と可能であれば既存のモデルにも電動パワートレインを設定し、同社が販売する車両の半数を電動化すると宣言している。この戦略には完全電気自動車に加え、ハイブリッドやプラグイン・ハイブリッドも含まれる。


By JOHN BELTZ SNYDER
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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