独チューナーのアルピナ、BMW「X3」に4基のターボを搭載したアルピナ「XD3」を発表
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現在、日本市場で販売されているBMWの「X3」は、最高出力184psのガソリンと190psのディーゼルという2種類の2.0リッター直列4気筒エンジンが設定されている。一方、米国には同じ2.0リッター直列4気筒ながら最高出力を248hpに高めた「X3 xDrive30i」と、直列6気筒エンジンが355hpを発揮する「X3 M40i」が導入されている。しかし、日本の読者は米国を羨ましがることはない。BMWをベースに高性能車を製作するアルピナが、X3の3.0リッター直列6気筒ツインターボ・ディーゼルに2基のターボチャージャーを追加した新型「XD3」を、間もなく開幕するジュネーブ・モーターショーでデビューさせるというのだ。


そう、あなたの読み間違いではない。アルピナ XD3が搭載する直列6気筒エンジンには計4基のターボチャージャーが装備されているということだ。そしてインジェクターからガソリンではなくディーゼルが高圧で噴射される。その結果、最高出力388psと最大トルク770Nmを発揮し、BMWの「xDrive」をベースにアルピナが改良したトルク配分システムによって4輪を駆動する。トランスミッションはアルピナ「スイッチトロニック」付きのZF製8速オートマチック。アルピナが手を入れた電子制御ダンパー付きスポーツ・サスペンションと、後輪にはリミテッド・スリップ・ディファレンシャルも備わる。アルピナによると、この新型XD3は0-100kmを4.6秒で加速、最高速度は266km/hに達するという。ガソリン・エンジンを積んだX3の楽しさを知っていれば、このディーゼル・エンジンの野獣もその素晴らしさが想像できる。

ワイルドなエンジンの他、ボディにはアルピナの伝統的なアップデートが施されている。フロント・バンパーは低く、深いリップ・スポイラーが備わり、その中央にはアルピナのロゴが描かれる。リア・バンパーには、ディフューザー・エクステンションとクワッド・エキゾーストパイプを装備。サイドスカートはバンパーに馴染むよう引き延ばされた。足元に装着されたマルチスポークの「アルピナ・クラシック」ホイールは20インチが標準だが、オプションで22インチに変更できる。


インテリアに施された控えめなアップグレードの中で、最も顕著なのはメーターの文字盤がブルーになっていることだろう。もちろん、X3のインストゥルメント・パネルにはLCDスクリーンが組み込まれており、このアルピナ専用メーターも画面上のグラフィックに過ぎないのだが、それでもクールだ。

発売時期や価格については発表されていないが、効果になることは間違いないだろう。そしてこれまでのアルピナの展開から考えれば、米国で販売される見込みはほとんどなく、日本には導入される可能性が高い。


By Joel Stocksdale
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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