ボルボ、ガソリン・エンジンの新規開発を終了 今後はハイブリッドと電気自動車に注力
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ボルボは内燃エンジン(ICE)のようなナンセンスなものはもうたくさんだと考えているらしい。米国の自動車メディア『Road & Truck』が新型「V60」発表の際に収集した情報によると、「現行のシングルチャージ(ターボ)とツインチャージ(ターボ+スーパーチャージャー)の直列エンジンが、ボルボの最後のガソリン・エンジンになる」としている。遅くとも2019年から「ボルボはICEの開発に関する予算を計上しない」という。同社の内燃機関を搭載したクルマは、その後も数年は市場に出回るが、エンジンの生産サイクルが終わる6~7年後には姿を消すというわけだ。

移行期間が始まる来年から、従来型のガソリン・エンジンのみを動力とする同社製の新型車や改良モデルが発表されることはなくなる。今後のパワートレインは、ガソリン・エンジンに48V電装系によるアシストを加えたマイルドハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド、そして電気自動車のいずれかとなる。しかしながら、ディーゼル・エンジンは世界市場の需要に向け、それ単独で(電力アシストを組み合わせることなく)存続する可能性もある。

しかし、排出ガスの削減を図るからといって、ボルボのクルマから活気が失われたり、パワーが控えめになるというわけではない。前述の『Road & Track』の記事によると、「ハイブリッドはよりパワフルで回転数の高い電動モーターを搭載し、生じたトルクは全てリア・アクスルに伝えられる。これは将来的にボルボのクルマが後輪寄りの4輪駆動になることを意味する」としている。つまり、今後のボルボ車はより安全で、より速く、そしてより楽しい乗り物になるというわけだ。少なくともそういう計画になっている。

2019年から2021年にかけて、ボルボから3車種、ポールスターから2車種の新型電気自動車が登場する予定で、新しい技術も投入される。まず、来年はインフォテインメントのソフトウェアがAndroidベースのものに取って代わり、車載アプリの生態系ががらりと変わる見込みだ。つまり、オーナーはGoogleによるあらゆるオンデマンド・ヘルプを利用できるようになるのだ。またリア・バイアスの4輪駆動のおかげで、今後のボルボのクルマはアンダーステアが低減することも期待できる。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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