カメムシで日本からニュージーランドへの輸入車が足止め
カメムシは大変な悪臭を放つ以外にも問題がある。特に日本からニュージーランドへクルマを輸出する時、カメムシが1匹でも侵入していたら計画が台無しになってしまうのだ。

ニュージーランド当局は自国の固有な生態系から侵略的外来種を排除し、農業を保護すべく最大の努力を払っている。厄介な生物はポッサムやネズミで十分だし、ましてや国鳥キーウィの瞳にカメムシの姿は映したくない。この昆虫は繁殖スピードが速く、殺虫剤への耐性もある。そして、国内の農作物を食い荒らす可能性さえある。

ここでクルマの話に戻るのだが、日本から1万台を超える新車と中古車を運んできた3隻の貨物船から沢山のカメムシが見つかった。日本の全メーカーの(ニュージーランドに輸出されている)全モデルが積まれていたという。全て滞りなく対処するまでに相当な時間が掛かるだろう。CNNのインタビューに応えたニュージーランドの輸入車業界団体幹部であるDavid Vinsen氏は、こんな深刻な状況は今までなかったと語る。貨物船に積まれた全ての車両をニュージーランド国内に受け入れるには適正に対処する必要がある。他にも8,000台が日本からの出港を待っている状況だ。輸出された95%の日本車は既に生物的危害要因を除去する施設を通過している。将来的に、ニュージーランド政府は日本から輸入する全ての中古車に対し、清掃と検査の徹底を求めるだろう。中古の機械類も同様だ。

輸入プロセスで足止めされ在庫が無くなれば、ニュージーランドの日本車ディーラーをはじめ輸入車業界で働く人々は、一時解雇や労働時間の短縮という問題に直面するだろう。一方で車両清掃業の人員は大忙しになる。「皆が仕事のことを気にしています。事態解決を出来るだけ急がなければなりません」とVinsen氏は語った。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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