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ニュージーランド人のブルース・マクラーレンは、自身の名前が付いたレーシング・チームを1963年に創設。1966年にはF1世界選手権に参戦を果たすが、初めて"マクラーレン・オレンジ"の車が登場したのは1967年のCan-Amチャンピオンシップ。翌年、ブルースのF1マシンはオレンジ色をまとい、伝説を生んだ。マクラーレンF1チームは、その50年前のルーツを今シーズン用のF1マシン「MCL33」に復活させ、パパイヤ・スパークと称するオレンジ色にバートン・ブルーとセルリアン・ブルーのコントラストを効かせたカラーリングを施した。ホンダ製パワーユニットを使用した3年間で失墜したカーナンバー14とカーナンバー2が、草の根から頭角を現す姿を、我々に見逃して欲しくないのだろう。

コックピット保護デバイス「ハロ」の導入を除けば変更点は少なく、MCL33は昨季のMCL32を進化させたマシンとなっている。ハロ以外では、ルノー製パワーユニットへの移行に伴い、エンジン・コンパートメントが大幅に修正されている。なお、マクラーレンが52年間のF1参戦でルノー製エンジンを使用するのは初めてのことだ。現在のF1には大きく分けて2通りの方針に基づくエンジン・アーキテクチャーが存在する。1つはメルセデス・ベンツとホンダ、そしてもう1つがルノーとフェラーリだ。新しいパートナーと組むことは、冷却装置のレイアウト、ギアボックスのベルハウス周り、リア・サスペンションなどを含め、マシン後部の再設計を意味する。


フェルナンド・アロンソストフェル・バンドーンが、引き続きこの英国ウォーキングを本拠地とするチームにドライバーとして在籍する。失意の3年間を送って慎重になる中で、アロンソは「とても楽しみにしているが、懸念もしている。このマシンがチームにとってどれほど重要であるかを分かっている。我々が求めるものをもたらしてくれるよう望むだけだ」と語った。エグゼクティブ・ディレクターのザック・ブラウンもそう願っていることだろう。そうなれば、懐かしいパパイヤ・カラーのカラーリングに反対するファンも喜ばせることができるし、もっとたくさんのスポンサー・ロゴを描いてオレンジ色のペイントを隠すことができる。

ブラジル石油会社であるペトロブラスとのスポンサーシップは興味深い。今シーズン、マクラーレンは事実上、昨年契約したBPカストロールの燃料と潤滑オイル類を使用し、ペトロブラスはチームに提供する燃料と潤滑オイルの開発に費やすことになる。

マクラーレンは23日にスペイン・バルセロナ近郊のカタルーニャ・サーキットで行われたシェイク・ダウンの様子を動画で公開。26日から同サーキットで8日間にわたるプレシーズン・テストが行われる。



By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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