ポルシェ、カモフラージュを施した次期型「911」の画像を公開! そして「電動スポーツカーではない」と宣言
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現行の991型と呼ばれるポルシェ「911」がデビューしたのはもう6年半も前のこと。2011年秋のフランクフルト・モーターショーだった。それから様々な新バージョンが引っ切りなしに登場しているが(ちなみに最新は新型「911 GT3 RS」)、次世代モデルの開発はずいぶん前から続けられており、ついに完成が見えてきたようだ。ポルシェがカモフラージュを施した992型のオフィシャル画像を公開したのだ。これはおそらく、一部の噂に対処するためだと思われる。

この992型は、ポルシェ 911の開発責任者であるアウグスト・アハライトナー氏から自動車メディアに紹介されたもの。同氏は、911を「ポルシェの心臓」、あるいは典型的なドイツの言い回しで「ダイナミックな安定性の本拠」と語っており、911をモデルチェンジするのは毎回挑戦だと語っている。911がそれまでの空冷エンジンから996型で水冷エンジンに変わった時の騒動を覚えているだろうか? アハライトナー氏はナビゲーション・システムさえも挑戦と捉えている。長く乗り続けられる911だが、20年も経てばハイエンドなシステムも時代遅れになってしまうからだ。

911がハイブリッド化する、あるいは完全な電気自動車になるかもしれないという問題は、誰もがあえて考えないようにしているタブーだが、少なくとも992型は「電動スポーツカーではない」とポルシェは宣言した。しかし将来的には電動パワーのオプションが導入されることも有り得る。アハライトナー氏は911に電気駆動技術を搭載する可能性も考え始めていることを認め、「2年前なら絶対にあり得ないと答えたでしょう。でも今は頭ごなしに除外するようなことはしません」と語っている。一部の報道では、次期型911の登場から数年後に、プラグイン・ハイブリッド仕様が投入されるとも言われている。

だが、自動運転技術はギリギリまで911に搭載されることはないだろう。アハライトナー氏は「個々の運転支援システムでさえ、911に相応しいものでなければなりません。911からステアリング・ホイールがなくなることは、これから先もずっとないでしょう。911は自動運転を搭載する最後のクルマの1つになるはずです」と語っている。

今回公開された画像を見ると、このクルマは紛うことなく911だ。そのフォルムは時代を超えて磨かれてきた伝統的な911の形、少なくとも991型から大幅に変更されていない。おそらく顕著な違いは前後バンパーの形状と、リア・スポイラーがどのようにリア・ウィンドウ周りに統合されるかというあたりになるだろう。今回の画像にはリアがほとんど写っていないが、ポルシェはどれくらい変える必要があるのか、正しく理解しているはずだ。


By ANTTI KAUTONEN
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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